南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

不思議体験


霊感などまるきりないので、背筋がぞくぞくといった経験にはまるで、無縁です。恐がりでもないので、怪談とか聞いても、あまり反応がないし。でも、人間、長い人生、(って、そんな年じゃまだありませんけど、の、つもりだけど、、)、時々?の物にでくわします。


日本で、中学生をしてたとき。たぶん、冬。クラブ活動だか、学級活動だかで、もう、あたりはとっぷり暗くなった帰り道。一緒に帰っていたのは、誰だったかな?コンクリートに挟まれた、せまい道をふと見上げると、煌煌と光る真っ白い星がきれいに横に並んでます。スモッグのない冬空とはいえ、明るすぎる。びくともしないので、飛行機ではないし。ヘリコプターだって、あんなにじっとはできないな。と、中学生の頭にいろいろ理屈がよぎります。突然、二つの光は並んだまま、きれいなWの文字をぎざぎざと書くと、ふっと消え去ってしまいました。隣の友達も足を止めて、空を見上げてます。
「見た?」
「見た。」
「何だろ?」
「飛行機でも、ヘリコプターでもないよね?」
「UFOかな?」
「そうかな?」
「そうだよ。わー、UFO見ちゃった。」
「見ちゃったね。」
きゃっきゃっ。と、はしゃぎつつ、無事帰宅。誘拐も記憶喪失も起こりませんでした。と、思う。


NZでは、休暇用に、山や海にコテージを所有している人も多々います。母がこちらに来た時に、友達の海のコテージを借りて、二泊ほどしてきました。丸太造りの二階建て。水も電気もちゃんと通っております。隣には小川が流れ、道を渡ればすぐ海岸。一日遊んで、疲れて、就寝。時間はわかりません。耳元で、ふっと息を吹きかけられたような気がしたと思ったら、ささやき声。「I am here.」女の人の声でした。母、だったら、英語は話さないな、と、ぼけっとした頭で考えました。でも、何か呼ばれたのかもしれないと、起き出して隣の部屋に静かに声をかけました。聞こえるのはいびきのみ。翌朝、一応聞いてみましたが、やっぱり覚えがないとの事。優しい声でした。夢かもしれないけど、普通は、nekoの覚えている夢って、滅茶苦茶ながらも結構ストーリー性があります。テレビやラジオが聞こえてくる訳ないし。一応、友達のお父さんの灰が埋められてますが、絶対あれは女の人の声。土地霊、守護霊、背後霊。説は様々ありますが、何せ優しい声でしたので、すぐに安眠してしまったnekoでした。