南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 時間感覚

"I'll be there in a minute."
「すぐ、行くよ。」「すぐ、参ります。」といった表現です。"a minute"は "a second," "a sec (secondの略)"などと置き換えられます。

うちは二階建てで、上の風呂場に風呂、下はシャワーのみ。夜は私は上で娘のお風呂。主人は下で息子のシャワーを手伝います。シャワー室の隣は主人の書斎(つまり、物置)になっているます。最近では、息子はシャンプーだけ手伝ってもらえれば後は自分でできるので、主人は書斎に引きこもって、息子が終わらせるのを待ちます。シャワーの後は、就寝前の親子の読本の時間。今、息子が主人に読んでもらっているのは「トムソーヤーの冒険」。主人は着替えの終わった息子に言います。
「Go upstairs. I'll be there in a minute.(上に行ってなさい。すぐ行くから。)」
息子は大人しく上に来て、娘の部屋で、一緒に私の本の朗読を聞いたり、自分で娘に本を読んでくれたりします。一分が二分、二分が五分、五分が十分、十分が、、、時間の経過には、とってもうというちの主人です。ネットで何か見つけたり、仕事関係のメールを見ちゃったりすると、自分の時間が止まってしまいます。外界では浦島効果で倍速で時間が過ぎて行きます。

ある日、いつもの事ながら、
「パパ、遅いね。お仕事してるのかな?」と、私。
「I don't know. His minutes are hours. (知らないよ。パパの分は時間なんだから)」

相対性理論を理解できる日も近い、うちの息子です。できすぎ。