南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 害虫

害虫が害虫を食す


時々お役所から、害虫害草注意のお知らせが来ます。大抵は外からの侵入者です。

1999年に発見されて以来あちこちで大量発生の兆しを見せたPainted Apple Mothという蛾の毛虫の駆除で、オークランド近辺に飛行機で殺虫剤を空中散布しました。これについては賛否両論でした。人体無害、他の生態系にも影響は最小のはずですが、一応散布前に洗濯物をとりこみ、窓を閉め切ります。人の出入りの激しい朝と夕方は避け、早朝か昼時に撒きます。当時幼稚園に通っていた息子は、散布日は外で遊ばず、屋内アクティビティーのみ。お天気のいい暑い日は先生方が大変でした。散布後は、ぜんそくがぶりかえしたとか、頭痛がするとか、クレームも相次ぎましたが、結局医学的には何の証明もできなかったようです。

一応、この蛾の地元定着は防げたようですが、侵入者は後をたちません。しかし、うちの近辺の一番の悪者は蝸牛となめくじ。郵便箱が低い植木に囲まれている為、格好の住居。夕方遅く配布されたりするこういうお知らせは、郵便箱で夜明かしをし、蝸牛のパーティー会場となります。結構どんな紙でも食します。糞は当然、いろとりどりです。翌日はきっと二日酔いならぬ、二日腹痛だと思うのですが。