南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 水をさす気はないのですが、

昨日、十一月五日はガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)という事で、公私ともども、花火大会でした。ニュージーランドは普段は花火は禁止されています。個人的にできるのは、一年に一回、この日だけ。スーパーマーケットでは十一月に近づくと花火が売り出されます。一応、法的には一日だけなのですが、待ちきれずに早めに打ち上げ始める人もいます。今晩のように、残った花火をしつこく打ち上げる人もいます。

きれいで楽しいのはいいのですけど、やっぱり慣れない物で娘がびっくりして起きました。主人が得意のロックでがんがんギターを鳴らしても安眠できる娘ですが、ドンパチはやはり怖いらしいです(ロケット花火とかかなり派手に音がします)。猫にいたずらをする馬鹿者もいるので、大抵の家猫は夜は自宅謹慎となります。犬は音にびっくりして吠えるし。鳥などにもかなり影響があるそうです。

極端派はもう、「個人花火は徹底的に禁止して、お役所の公的花火大会だけにしよう」などと案を出したりしてます。もともとあった政治的な意味はとっくの昔に消え去ったこのガイ・フォークス・ナイト。年に一回の花火の楽しみをすっかり消し去るのも残念です。結局、個人の良識に頼らざるを得ません。こら、そこの近所迷惑、音なしの花火にして下さい。