南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 ニュージーランドの年末

クリスマスは何といっても一年の締めくくりの大イベント。盆と正月がいっぺんに来たような騒ぎとなります。

とは言え、クリスマスの日自体は家族の日です。小家族から大親族会まで、それぞれの家庭の趣によって集まります。店もレストランも休業になります(カジノまで年に一回の休養日)ので、困るのが旅行者。残念ながら、小都市オークランドではお役所絡みの催しはありません。皆、休んで家族と集います。クリスマスディナーなどをしているのは、ホテルのレストランだけ(さすがに滞在客には食べさせないと)。でも、この日だけは、特別のコースメニューをかなりのお値段で用意します。日本人団体旅行の手配をしていた時は大変でした。この日だけは、夕食を絶対確保しておかないと(自由行動なんてもっての他)、お客さんは食いっぱぐれてしまいます。高いホテルのコース料理を泣く泣く自腹を切って(会社負担ですが)予約しました。ですので、初めてニュージーランドでクリスマスを過ごされる方は、必ずクリスマスイブまでには食料を確保し(25日、26日連休です)、夜の行き場を確保しておきませんと、かなりお寒いクリスマスとなります。

この静かなクリスマスの日に向けて、狂騒が続きます。お店は早々と十一月の中頃からクリスマスの飾りなど付け始めますが、週末、ショッピングモールの駐車場のスペースが見つからなくなるのは、やはり十二月に入ってからです。家族に知人に渡すクリスマスプレゼントを求めて、全国買い物熱で湧きます。クリスマスツリーにする松の木を売る看板があちこちの路上に出没し、軒下や屋根に電球で飾り付けをする家も出ます。お役所はクリスマス前に催し物を済ませてしまおうと、サンタパレード。毎週、どこかの地域でやってます。学校は年度末の大整理。息子はまだ試験はありませんが、この一年の工作やら絵画などを家に持ち帰り始めます。会社では、忘年会にあたるクリスマスの飲み食い会。招待し、招待され、主人の帰宅が遅い日が続きます。ついでにクリスマス当日には招待できない、友人遠縁などとの前祝い飲み食い会。週末の私たちの予定も結構埋まったりします。

と言う事で、今日は主人の親類が集まってのバーベキューでした。子供達は遊び疲れ。大人達は食べ疲れ、飲み疲れ、話疲れです。