南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

逆さ満月


「月白や碧眼を恋ふ乙女あり」

母の俳句より)

乙女は私ではありません。私と入れ違いに日本にワーキングホリデーに行った碧眼金髪青年がおりました。ま、日本の私の部屋が空いているという事で、とりあえずの宿として紹介したのでありますが、すっかりうちの父母と意気投合して、結局一年のほとんどを私の自宅で滞在し、その後も何度も訪ねてくれました。

この恋する乙女は、一年後に帰NZした青年を、一大決心で後を追い、めでたくゴールイン。こちらとそちらで結婚式を挙げ、うちの両親も日本でのお式に招かれ、その時の嬉しそうな写真が今でも手元にあります。青年は、今では立派な大学日本語講師、愛妻家にして、三人の娘さんのよきパパさんでもあります。

こういうことも、実際に起こりえるという話。