南の猫の里帰り雑記

29年ぶりに帰国して3年日本にいたけどNZに里帰り

 バイリンガル志望

先日、副社長の所のビデオを拝見しました。ゲストの愛らしいお嬢様は、お父様がイギリス人、お母様が日本人。彼女の、火星人と火星語で話す夢が、なんと、小さい頃の二カ国語のはざまに立ったストレスから来る物だそうで。

息子は最初は日本語会話の方が上手でした。二才前後にちょうど何度も日本に行ったので、日本語環境に触れる機会が多かったのがかなり幸運だったと思います。日本の公園で、ご近所のおかあ様に、「お話じょうずですねぇ」と褒められるほど、私との会話は流暢に日本語でこなしてました。NZに帰れば帰ったで、こちらの人とはちゃんと英語でと、使い分けも完璧。だったのは、華やかなりし、昔の話。今では、一応、私の日本語での話はわかるようですが、返事は英語一辺倒。時々、放つ日本語は、発音はよいけど、文にするのに苦労してます。

「One さかな、two さかな、ぼちゃぼちゃ、water。Beautifly (butterfly) ぱたぱた きいろ。さんかく circle。おおきい circle」
娘の台詞です。息子と私の一方通行の二カ国語会話を聞いているので、ちゃんぽんもいいところ。誰彼構わず、このちゃんぽんで話しかけるのも、ちょっと困りものです。やっぱり、言語というものは、話しかけられるだけでなく、他者の会話も耳に入らない事には、なかなか習得しづらいものらしいです。

「外国語を聞くだけでも、脳の発達にはいいから、どんどん私の子供に日本語で話しかけて」とおっしゃったのは、小学校の先生*1をしているおかあ様。「子供の脳はスポンジよ。いくらでも吸収するから、どんどんいろいろな言葉を聞かせなさい」と、Plunketの看護婦さん。どこで聞いたか忘れましたが、「その言語独特の音を聞き分ける力は、脳のその担当部分がまだ柔らかいうちに*2に発達させないと、大人になってからでは無理」「発音に関しても、顎や舌の筋肉の発達がとまってしまうある一定の年齢までに、習得させる方がよい」などなど。

主人はレバノン語は話せません。「コーヒーいかが?」くらいの片言を少々。でも、子供の頃は、お義母さまとお婆さまからのレバノン語を聞いて生活していたとか。だから、話を聞いていると、少しはわかるそうです。義妹は、レバノンに行って、なんとか意思疎通ができるくらいには話せます。主人は英語しか話せませんが、人の話を聞くのがとても上手です。カメラ屋さんに勤めていたころ、意味不明の訛の強いお客さんは皆主人に回ってきました。主人にかかると、たいていの人はお客さんから、お友達兼固定客へと変身してしまいますので、他の店員はいつも不思議がっていました。当人曰く、一応、子供の頃、バイリンガルだったので、音を聞く力が鍛えられているのだろう、*3と。

私は……どうしてもつめられない深いギャップがあります。もっとしっかり勉強すれば向上の余地はあるのかな、とは、思いますが、文法にしろ、発音にしろ、いつまでたっても、第二外国語として英語を話すアジア人です。中学のアメリカ英語に始まり、専門学校のイギリス英語、そしてここのキウイ英語が、日本語訛と一緒にごちゃまぜで、「私は英語でお国元をあてるのが得意なのだけど、あなたのだけは全然わからないわ」と、言われたことがあります。

とりあえず、息子も娘も、真性英語と真性*4日本語のインプットはなんとか。やっぱり、もう少し、息子にがんばって話してもらうようにしないと。二人とも、火星人の夢をみたって、それも又、愛嬌。ストレスだって、多少耐性を培わないと。耳と口さえ、できていれば、本格的に勉強したくなった時に非常に有利になるはず、と、自己弁護している親の一人言でした。

*1:結構、偉い人。第二外国語としての英語も担当している。

*2:何才までだったか、忘れました。

*3:プラス、性格も多分に影響あります。

*4:これも近頃、自信がなくなってきたような。