- 作者: フレドリック・ブラウン,稲葉明雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1976/11/01
- メディア: 文庫
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"It's perfectly logical," said Dr. Snyder. "It's absolutely proved. You can't lie."
"But I can," said the Martian. "Work on the logic of that a while, Mack."
Dr. Snyder worked on the logic of that, and groaned. If a Martian said he could lie, then either he was telling the truth and he could lie, or else he was lying and -
They were Green.
They were little.
They were bald as billiard balls - and they were everywhere. (裏表紙の文句)
いきなり地球上に表れ、ありとあらゆる人間をからかうことしかしない火星人達。プライベートというものが全く消え去った時、人はどうするかといいますと……人社会の仕組みが根本から引っくり返され、皆それぞれに頭をしぼって撃退法を考えます。上記の抜粋は、心理学者がやっと火星人の弱点「嘘をつくことはできない」ことを見つけたと喜び勇んで論文を書き始めた所に表れて、「嘘つくさ」と言い放つ火星人。「さぁ、よく考えてみろよ」と言われて考える心理学者。「嘘をつく」という火星人は、本当のことを言ってやはり嘘をつけるのか、あるいは、嘘を言っているので実は……
ふる〜いSFですが、くつくつと笑えます。おちが又、何とも言えず人をくっていて、私好み。