南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 "Secondhand Lions" おじさんパワー炸裂

赤い複葉機


Yooさんkoyanさんのお勧め作品だけあって、文句なしに楽しみました。このお二人のレビューを読んでいただければ、もう私が書き足すことはほとんどありません。

と、いいつつ、おじさんたちが真っ赤な複葉機(写真みたいなやつ)で無茶な飛行をしている初めのシーン。場面変って机に向かって仕事をしているらしい若者に電話が……そして、この若者が主人公のウォルター君。昔の少年時代へと遡ります。ほのぼの、わくわくの話が進むうち、あの電話の続きの話はどういったオチにつながるのかしらと、いやが上でも期待と不安が高まります。私としては無茶苦茶運転の罰金支払いを拒んで大暴れでもしたのかと思いましたが、あんな風に終わらせられるとは。哀しいやら、嬉しいやら、で、本当に最後の最後まで、見事な話の積み重ねで楽しませてもらいました。複葉機とヘリコプターと豪華観覧船という組み合わせも何と言っていいのやら。

あのウォルター君の漫画を読んでみたいと思ったのは、私だけではありますまい。

写真はLittle Bellancaの製品。ちょっと欲しくなってしまいますね。