南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 息子の先生と面談

 こちらの学校では、家庭訪問(古いかな?)の替わりに School Interviewというものがあります。先生と一対一で話せる機会です。

 この前に授業参観日もあります。Open Dayといって、午前中いつでもどこでも授業を参観できます。校門の所に、机をあつらえて、当番の上級生が Visitor(訪問者)という名札と学校の地図を渡してくれます。自分の子供の教室はもちろん、他の教室も参観自由です。あさのおやつの休憩時間(Monring Tea Break)には体育館にお茶とお菓子も用意されます。ただし、この日は先生とはゆっくり話はできません。私と娘は、息子の朝の体操と算数を少し参観。ここで娘の限界で、外へ出て、上級生の体操を見学。娘が参加したがりだしたので、帰宅。まだまだ、ゆっくりはできません。

 このSchool Interviewの日は、学校の授業はお休みです。前にも書きましたが、この国では子供を一人で家で留守番させるのは違法です。学校の図書館が開放されていて、親が面談をしている間は図書館で子供達は本を読んでいいこととなっています。幸い、この日はいい天気でしたので、息子と娘はいつものお気に入りの長い滑り台で遊んでいてもらいました。息子と娘を二人で残すのは初めてです。何かあったら教室に連れてくるようにと念入りに指示をした後、会社から昼休みを利用して出て来た主人と、息子の教室へ。

 今年の息子の先生はきちんとしていることで有名とか。確かにいつもてきぱきと子供達に指示を出しています。さて、どうなることやらと、勧められた椅子に腰をかけて面談が始まりました。「勉強は大丈夫です、友達の面倒見なども結構よく、先生のお手伝いもよくしています」

 しかし、うちでもそうですが、すぐに集中力がきれます。何かをしている最中にほわ〜と夢の世界へ。授業でも、もっと気を入れてやれば、まだまだのびるんですけど、との、先生のお言葉。

 flyという言葉を使って文章を作りなさいという問題。息子の書いたのは、"I can fly."

 簡単にすませられれば、それにこしたことはないというのが見え見え。そこで、先生が挑戦アイテムを出します。「10語以上の文章を書きなさい」すると、できるわけです。困難に挑戦したいという意欲が欠けているようです。まだ、7才、もうすぐ8才の子供と言えば、それまでですが、折角の才能を使わないのはもったいないということで、学校でもうちでも、少しずつチャレンジ精神を培いたいですね、と、面談が終わりました。

 何となく感じてはいたことですが、さすが先生。的確に言葉にしていただき、こちらも方向が少しはっきりしたような気がします。

 さぁ、作文、頑張りましょうね。う〜ん、私の文法が不安だ。

 今日は二学期の最終日です。これから二週間の冬休みが始まります。