南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 デューン・シリーズより、お知恵拝借

Dune

 始めるととまらない、困った癖で、そのまま、オリジナルのデューン・シリーズに突入してしまいました。これはちゃんと日本語の文庫本もあるので、両方同時に読み進めるという非常に嫌みな読み方をしています。

 考えてみたら、日本語訳を読むのは本当に久し振り。もしかしたら、もしかしなくても、二十うん年経ってます。今、読み直してみると、さすがに文体が古い……最近のどこかの読書感想レポにて、「読み難い」とおっしゃっていた方がいた訳がよくわかったりして……当時は全然気にならなかったのだけど。でも、やはりすごい。読み比べなどしてみますと、う〜んんん、と、頭が下がってきます。
 
 最初の方で少し疑問。ハルコンネン男爵がメンタートのパイパーに、ジェシカが女の子を産むと予測したのに違ったではないか、と、文句をいう場面がありました。でも、ジェシカがポールを産む頃のパイパーは、このパイパーの先代。同一人物じゃないのだけど。と、いう話に"Prelude to Dune"の方ではなってます。同じ遺伝子からできあがったクローンとは言え、この時代では記憶の継承まではできていないはず。どこかで読みおとしたか……主人が追いついたら聞いてみようかな。

A process cannot be understood by stopping it. Understanding must move with the flow of the process, must join it and flow with it.

---First Law of Mentat

"Dune"より抜粋

理解はプロセスの流れにともなって動き、それに合体し、ともに流れなければいけない。

メンタートの第一法則

 子供がいかに部屋をちらかそうが、その場で、いきなりやめさせようとするのは、お互いの精神衛生上まことによくありません。一緒に遊び、ある程度の充足感を味わった後、今度は一緒に片付けにかかります。

 と、いう理想論は頭の片隅にあるのですが……