南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 友だちの結婚式

風


 猫の盛装でございます。精神分析家と脳神経研究家という、肩書きだけみると恐ろしいカップルですが、パーティーだったらおまかせをのお二人の結婚式にいってまいりました。

 場所はオークランドから一時間強、北に車を走らせるマタカナ(Matakana)という地域。うねうねと左右上下にくねる、それでも舗装はされている細い道が緑の丘の間をのびていきます。この地域もワイン産業流行にのりおくれじと、新たなワイナリーを設立し、美しい葡萄園風景をかもしだしてくれています。結婚式場は、ギリシャ風の白いコンクリートの壁が陽の光にまぶしい、マタカナ城。お城というほど大きくはないのですが、洒落た造りと凝った家具は素敵な雰囲気をかもしだしています。もちろん、外の風景は絶景なり↓。もっと詳しい情報はこちらへどうぞ、"The Castle Matakana"

garden

 まっしろな屋上のテラスに、花嫁は濃いローズピンクのゆったりとしたドレス、花婿は淡いライムグリーンのシャツがとても映えました。式は、Civil Ceremonyと言われる無宗教形式。Marriage celebrantという一応免許を持っている人が式をとりしきり、婚姻状のサインを見届けます。教会の式と違って、お祈りも賛美歌もなし。今回は何人かの人が詩を読んでくれました。そして、これなしにはすまされない、夫婦の誓い、指輪の交換、キス、婚姻状のサイン。白い壁の反射光のまぶしさも、新郎新婦の発する相思相愛情の後光には勝てません。

 式の後は、新郎新婦の写真撮影。招待客はシャンペン片手に団欒談話。ウェイター、ウェイトレスさんがおいしいオードブルを盆に載せて軽やかに客の間を巡ります。お城自体にはレストランはありませんが、台所設備があります。Catererと呼ばれる仕出し業者の出番です。ポン酢醤油付き揚げワンタンという和風料理など、おいしいオードブルばかりで、おなかいっぱいにしないように自制するのが一苦労。

 披露宴は一階にて。こちら↓がメニューです。

  1. Spiced tempura quail with Asian mushroom & fermented bean curd mayonnaise
  2. Lam shank totellini with oven roased Roma tomatoes, saffron emulsion with thyme & sage
  3. Seared New Zealand scampi in a sweet corn, ginger & chilli broth with flat leaf parsley pesto
  4. Five spiced bbq duck breast on parsnip mash, baby bok choy & pickled cherries
  5. Rheinländer Sauerbraten with Servietten Knödel & braised red cabbage
  6. Herrentorte - almond & Grand Marnier Cake with chocolate ganache
  7. New Zealand Cheese with French bread, wafers, grapes & quince paste
  8. Petit Four, Homemade chocolate, citrus tarts & mini lamingtons

 では、クイズ。次の写真をメニューの1から5まで合わせて下さい。

A

dinner 1

B

dinner 2

C

dinner 3

D

dinner 4

E

dinner

 正解は明日にでも。景品は出ません(きっぱり)4と5はかなり濃厚なお味でしたが、その間に口をさっぱりとの配慮でレモンシャーベットなども出ました。
dinner 5

 でも、デザートは別口。6がウェディングケーキ。しっとりやわらかのスポンジケーキとオレンジ風味のクリームの、なんと十二段重ね。の上に、チョコレートのアイシング。7はチーズボード。8は手作りチョコレート、レモンタルトとレミントン(ココナッツをまぶしたチョコレートアイシングスポンジケーキ)の一口サイズデザート集。当然、全部は食べられませんでした、残念。

 後は腹ごなし(?)のダンス。三時から、客到来。四時の式。六時から夕食。パーティーは朝の二時過ぎまで続いたそうです。