南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 子守りさんと子供達の週末

 と、まあ、二日間に渡る結婚お祝いだったので、外泊してきました。息子と娘は留守番。当然、子守りさんを手配しなければなりません。外泊できる子守りさんとなると……

 主人は彼の若いいとこをあたってみたらと言いましたが、はっきり言って、お泊まりの重大責任を経験の薄い若者にまかせるのは気がすすみません。先日の記事の四番手満点子守りさんが頭をよぎります。が、今、だんなさまの具合が悪いと聞いていますので、泊まりを頼むのはちょっと心苦しい。次に考えついたのが、息子が学校に行くまで世話をしてくれていた、エルさん。

 産休がきれた息子の11ヶ月目から小学校にあがるまでのほぼ四年間、在宅子供ケアサービスで面倒をみてくれた人です。週三日の勤務日は、朝、予備の着替えをいれたバッグと伴に息子を彼女の家におとします。おやつや昼ご飯は彼女が用意してくれます。昼寝は彼女の寝室で。幼稚園(公立は半日しかない)が始まってからは、そこまでの送り迎えもしてくれました。仕事が終わってから、息子を拾って帰宅。四人まで受付ということで、いろいろな年齢層の子供が入れ替わり立ち代わりやってきては友達になりました。今でも、学校が休みになると彼女の家にみんなでお呼ばれしてます。娘も同伴してますので、もう顔はしれたもの。

 どうかしら、と、電話をしてみると、大丈夫との嬉しい返事。土曜日当日は時間通り、お昼ご飯の時間にご到着。午前中支度でばたばたしている両親からかまってもらえず、テレビばっかり見ていた息子と娘は、エルさんの顔をみて大喜び。食べるのもそこそこに遊びにかまってもらいはじめました。珍しくめかしこんだ母親を見て、私もいく〜、と、ちょっとべそをかいた娘を、パズル見せて、と、うまく気をそらせるエルさん。もう、子供の扱いならこれ以上の方はおりません。いってきます、と、家を出る時には、いってらっしゃいのキスもそそくさとすませてエルさんの方に戻っていってしまいました。

 日曜日の朝は、義父母の当番。朝ご飯後にむかえにきてもらい、彼らの家に連れていってもらいました。日曜日の午後、感激の再会、のはずが、あっさりと Hi Mum. なんだか、全然寂しくなかったようで……ま、よいことです。家についてみると、台所はしっかり片付いているは、とりいれておくだけでよいのですが、と、頼んでおいた洗濯物はしっかりたたまれているは、レモンとアボガドの置き土産まであるは、で、感謝感激。おまけにお礼にと置いておいたお金が一枚残されてます。今時、こういう方もいるんですね。

 後日、お礼の電話をいれたところ、又、息子との時間が持ててとても楽しかったとのこと。在宅子供ケアは引退して、今は幼稚園の臨時派遣保母さんをしているエルさん。生粋の子供好きな方です。ありがたや、ありがたや、(-人-)。