南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 fruitとは

 一般的には果物と和訳されるfruitですが、被子植物の熟した子房のことだそうです。植物学的にはnut(木の実)もgrain(穀物)もfruitに含まれるとか。語源はラテン語のfructus (fruit, produce, profit)。

 ただし、実用的には甘い実がfruit、それ以外はvegetables(略してveges、ヴェジィズとも)と呼んでいます。固い殻のついた実はnuts。米や麦はやはりgrains。栄養の話をする時も大体はこのように分けられています。

 Online Etymology Dictionaryによりますと、変なやつという意味でfruitが使われだしたのが、1910年。男性の同性愛者をさすようになったのは1935年から。fruitcakeが気狂いを意味するようになったのが1952年。

She's as nutty as a fruitcake.
(彼女は気が狂っているとしか思えない)

と、使われます。よくぼけをかます私はきっとたくさんの人からナッツたっぷりの果物ケーキと思われていることでしょう。

 おっと、肝心のトマトは厳格にはfruitらしいですが、サラダにも入りますし、やはり野菜感覚です。