南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 "The Day of the Triffids" しーじーなくても大丈夫!

デイ・オブ・ザ・トリフィド [DVD]

デイ・オブ・ザ・トリフィド [DVD]

 BBC製作テレビシリーズ五回分を一気に観ました。なかなかの見応えです。古いので技術のハンディは大きいですが、話も人物構成もしっかり作られているので、安心して(一応パニック物ですが)観られます。しめて150分ほど、時間の長さは感じませんでした。とはいえ、ソビエト連邦の鉄壁の向こうで開発されたうさんくさい歩く食肉植物と謎の流星群とこれまた謎の疫病の話です。新鮮なネタは全然期待できません。食肉植物はとても鈍足ですので、シャベルでもうちとれます。他の武器は手作り手裏剣発砲装置と普通の猟銃。たばこを吸いまくる登場人物たち。初放送時に見ていた主人によりますと、女主人公は当時最高ののぞまれる美女だったとか。つんつんの金髪に狸メークのお姉さんです。泥酔して睡眠薬飲んで眠りこけた翌日、盲目になってしまったお父さんのために車を走らせる前にあのぶあついメークをする暇があるというのは……

 面白かったです。あまりに技術誇示に熱心な最新映画に食傷気味でしたら、思い切って昔にさかのぼるのも一興です。