南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 "Shrek the Third" 娘、初の劇場鑑賞

 快晴の気持ちのいい朝でした。洗濯物を干し、久し振りに窓を全開して掃除。地元の劇場まで散歩して、お昼を食べながら、映画鑑賞だぁ、と、はりきって、おむすびを作っていたら、西の空から、暗雲もくもく。傘を持っていくか、やはり、車か、と、悩みながら、とりこむ洗濯物。珍しく午前中だけで乾くほどのお天気だったのに、車で家を出る時にはぽつりぽつり。午前中の青い空は夢だったのでは、と、思わせるほどの暗くて冷たい雨の降り注ぐ午後となりました。

 さて、劇場映画鑑賞となるといつも息子の後ろ姿を見送ってお留守番だった娘ですが、今回試験的に同行しました。おちびさんはもうちょっと割引があるかのかと期待しましたが、息子と同額。ま、椅子を一個占めることには変わりないし、近所迷惑度も考え合わせれば、しかたがありませんね。

"Mum, could you turn the light on?" (ママ、電気、つけて)
初めて、劇場に来たときの息子の一言です。暗い所が苦手だった息子は、映画が始まる直前の消灯がかなりのショックだったようでした。でも、大きな画面に明るい色が踊りだし、剽軽な動物たちが話しだすと、視覚はすべてあの長四角に奪われ、コワイ暗闇は頭の中から消え去ったようでした。

 娘も真っ暗闇は苦手です。どうなることかと身構えていましたら、明るいまま、映画が始まりました。おなじみのあの緑の顔が大画面いっぱいに広がります、^^;。へ〜、このまま?と思っていたら、段々と光量がおちていきました。なかなか、にくい志です。ニュージーランドでもこういうサービスできるのね(爆。コワイ形相のおじさんたちが悪巧みをしているところはべそを書いて寄り添ってきた娘ですが、一度も腰を上げずに初映画鑑賞は無事終了。思わず声を上げて笑ってしまったジョークの数々は娘にはまだちょっと早すぎたようで、鑑賞中は一度もにこりとしなかった娘ですが、一応は楽しかったようです。帰宅して主人に一番に報告したのは、
"Dad, I bought a seat. It had a hole and I can put my bottle in there."
(パパ、椅子を買ったの。穴があいてて水のボトルを置けるの。)
小さな子供用の上乗せ椅子です。もちろん、劇場に置いてきました。映画の話はどうした、映画は……

 私もとっても楽しかったです。2より、ずっと。白雪姫がとってもこわかったです。シュレックファンなら、是非、観にいって下さい。

英語の公式サイト: SHREK THE THIRD
日本語公式サイト:シュレック3