南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 惑星探査機ボイジャー2号末端衝撃波面通過

ヴォイニッチの科学書 Chapter-220 (2008年11月29日)より抜粋

末端衝撃波面というのは、太陽から音速よりも速い速度で噴き出した太陽プラズマが宇宙空間を満たす星間物質を押し戻そうとする力と背課員物質が逆方向に押し返そうとする力が衝突する場所のことです。末端衝撃波面より内側は星間物質がありませんので、宇宙空間の中に太陽系を守るように巨大な回転楕円体の空洞ができています。この空洞は太陽圏とよばれ、地球から太陽までの距離の100倍〜150倍にわたって広がっています。

末端衝撃波面は

  • 境界線が静止しておらず、内へ外へと振動している
  • 数か月の単位で内向きまたは外向きに動いている
  • 全体の形は弾丸形や円形ではなくつぶれた形をしている
  • 太陽系の進行方向に対して左右に非対称な形をしている
  • 消失と再形成を繰り返している可能性もある

太陽圏といい、銀河の形といい、超ヒモといい、詳しく調べれば調べるほど、形がくずれてくる気がしますね。というより、動きがあるといえばよいのか。なんだか大爆発(Big Bang)ではなくて、大跳躍(Big Bounce)なんて仮説もでているそうで。宇宙自体がはねまわっているのか(違。

思いっきり脱線してしまいましたが、ボイジャーは果敢にまっすぐ前人未到の領域を直進しています。英語の専門学校時代に、自由課題のスピーチでボイジャー木星接近をとりあげたのは私です。当時は新聞第一面のカラー写真を一生懸命スクラップブックに張っていました。それを持参して一生懸命話してはみたのですが、文系で理系もどきのスピーチはあまりやるものではありませんという悲しい結論に達しました(爆。

衝撃波面をすっかりぬけきるにはまだ十年ほどかかるそうです。ヴォイニッチの科学書さんは、抜け切った時にまた特集記事をくみたいとおっしゃっていて、楽しみです。どんな形で聞けるのかな?ゔぁーちゃるりありてぃーで体験できたりして(したいのか?)。