やってきました!
ホビット庄。
パーティーの樹です。
近くにいってなでなでできます。
この人家一つ見えないうねうねと波打つ丘が気に入ったジャクソン監督のおかげで一躍脚光をあびるようになったこの地域ですが、実際のシーンはかなりスタジオで合成されていることは、映画通の方にはいわずもがなでしょう……この樹も、ビルボがこの前に立って誕生日のスピーチをしたのですが、イアン・ホルム氏がスピーチをしたのはウェリントン。この樹をカメラにおさめた後、これまたスタジオで背景にくっつけたという仕掛けです。
二本の樹と湖。
この湖は人工湖。狩りが大好きだったもと地主が鴨を撃つために作ったそうです。
所々に設置された看板。
さて、このシーンは?
ホビット庄には野菜畑がありました。あの野菜はこの牧場の近くの農夫さんがせっせと育てて毎日ここまで運搬して植えていたとか。ところが、ここには害獣として有名なオポッサムがいます。食欲旺盛雑食獣で、映画のために丹誠込めてつくられた野菜で真夜中の大宴会。いざ撮影の時には、野菜がみるも無惨なありさまに。そこで知恵をしぼって毒入り野菜。無断で宴会をするふとどきものは朝には冷たくなっているという仕掛けにしました。映画のホビット症の野菜はお買い求めになりませんように。人でも致死量の毒入りだそうです。
日陰にはいってほっ……
ま、ここも中には何もございません。テーブルくらいおいておいてくれても、と、ちらりと思ってしまいました。家の中のシーンはもちろんウェリントンのスタジオでございます。ガンドルフが頭をぶつけるシーンがありますが、あれは実は脚本にはない事故だったそうです。その後につぶやかれた台詞はとてもではないけど、威厳あるガンドルフにはあるまじきお言葉だったのでカットされたとか。
ここで何がおこったかわかります?
ほびっとになっちゃった。
ほら、にいにの手にのれます。
くずれかけた廃屋一軒。
実はこれが唯一残ったおりじなる。映画のセットですから、もともと耐久性など考えずに作られたハリボテです。撮影後はすべて取り払う契約のもと作られ、撮影終了とともにせっせと解体作業がすすんだのですが、ひどい雨にしばし中断。雨やまない……契約期間を大幅にすぎた……そこで考えた牧場主。セットをそのまま残して補強して民間公開などいかがなものでしょ?と、めでたく生き延びたホビット庄でした。この唯一のオリジナルも跡形もなく崩れさってしまったら、他の所と同じように改装してもよいか交渉するそうです。
羊さんも牧羊犬さんも往来します。
羊さんの団体さまおとおり〜と、こちらは立ち止まって道を譲ります。当然、青々とした緑の芝生には無数のおとしものが……汚れても洗いやすいハイキングブーツなどでお越しください。最初の看板のところからこのホビット症まではうねうねと連なるとうもろこし畑の間をバスが送ってくれます。バスの乗降場にはおおきなブラシがありまして、そこで丹念に靴をこすってから帰りのバスにのりこみます。ですから、間違っても、傷つきやすい踵のとがったパンプスなどではいらっしゃらないよう。
ではありませんが、
現役の羊飼いさんによる羊の毛刈り。
小さな小屋ですので、アップで見られます。
うぃぃぃぃ〜ん
はい、できあがり。
さわってラノリンのおためしなども。
そして、子羊さんにミルク。
大人羊にも……
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ロトルアのように観光名所のメジロ押しというわけではなく、長距離バスも一日に一本です。が、映画ファンにとっては非常に嬉しい楽しい場所です。ロトルアから専用シャトルバスがでています。半日で往復できますし、この運転手さんが非常に熱心にこの映画はもとよりジャクソン監督の他の映画の話もしてくれますので、あっというまに道中を過ごせます。ショーン・コネリーがガンドルフ候補だったと初めて知りました。でも、ちょっとあわないですね〜、と、満場一致の意見。アルゴルンのおとうさん役あたりがはまっているかと(いないけど)。映画をみていないうちの子供たちもけっこう楽しみました。あとで、息子と映画鑑賞の予定です。
カフェもありまして、お昼をごちそうになりました。おいしかったです。おこさまメニューもボリューム満点。ドライブ途中の休憩にも是非、と、いわれる店主さんです。トイレはホビット風の掘ったて小屋、おみやげも買えます。車のない方もMatamataという所から定期的にシャトルバスがでています。長距離バスに乗り継ぎできるようなタイミングになっています。
それから、これからも映画の予定がありまして、このホビット庄にもさらなる発展予告。ますます楽しみなところです。
Tour: Rings Scenic Tours Ltd.
Phone: +64-7-888 9913
Cafe: The Shire’s Rest
501 Buckland Road,
Matamata
Phone: +64-7-888 1502
www.hobbitontours.com
あれま、ここは全然わかりせん。ちょっとしたに見える建物がCafeではないかと思うのですが。