南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 「他人の不幸は蜜の味」……おそろしいタイトルだ。

ヴォイニッチの科学書 Chapter-231より抜粋

妬みの感情には前部帯状回と呼ばれる領域が関係していることがわかりました。前部帯状回は周囲の状況を慎重に調べたり、感情に伴う行動を制御したり、肉体的な痛みを処理する脳の部位です。そして、妬みの対象の人物に不幸が起こると、線条体と呼ばれる領域が活動することもわかりました。線条体は運動機能を制御したり、心地よい感覚を認識する部位です。

「肉体的な痛みに関係する脳の領域である前部帯状回が心の痛みである"妬み"にも関与している」ことが発見されました。と、いうことは身体の痛みに耐えられる人ほど、心の痛みや、その起因に対しても、強く抗することができるということでしょうか。滝に身体をうたれて心を清めるという業が脳科学によって効果のほどを実証される日もそう遠くなさそうです。

 さて、帯状回*1なるものですが、さくっとでてきませんでした。こんなところで、つまりは右脳と左脳があわさっているところのようです。

「外眼角耳孔面(帯状回の交連上部)」

(船戸和弥のホームページ)より

 脳のまんなかの溝がぱちぱちして妬みがでるのか……そしてその人に不幸がおこって自分の痛みが緩和されると快感を感じてしまうっと。有名人をこきおろす新聞や雑誌はしっかりとこれを利用しているのですね。

*1:わはは、退場会