南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 こちらの本事情

高いのです、なんて、上記に書いてあまりに自分達の切迫振りを宣伝しているみたいなので、もう少々補足。ここ、ニュージーランドは本や文房具はとても割高です(紙類全般が)。伐採用森林なんてたくさんあるのですが、きっとこれらも貴重な外貨を稼いでいて、国内には回っていないのでしょう。

本はほとんど輸入本ですので、日本の洋書の値段とあまり変わりがありません。考えてみれば当然なのですけど、何となく英語圏の国で英語の本が高いのは、とても奇妙な感じでした。前は古本屋などが、有り余るほどあって、安い中古本を手に入れるのは簡単でした。たぶん地価の高騰で、こういう道楽商売はやっていけなくなったのだと思います。今のオークランド中心街は、銀行や金貸業、2ドルショップ(ニュージーランド版百均)、お土産屋とアジア人経営の安い服屋が軒を並べています(あ、後、Sushi Take Away、すし弁当屋さん)。

さて、問題の「ドラボンボール」。初めて、英語版にお目にかかったのは某大書店のコミックコーナー。おや、日本の漫画が揃ってる、懐かしいと手に取って、ぱらぱらとめくります。大抵の漫画本は日本の書式で右にページをめくって進む形なので、ちょっと不思議。後ろに英語圏の人用の注意書きがあります。
「ここから読むのは間違ってます。日本の本形式になってますので、反対から読み始めて下さい。」
ははは、こんな訳になっている、ははは、こんな所がカットされている、と、目を通して値段を見たら、
$42.00 @o@
人生、宇宙、すべての答えではあるまいし。単行本よりちょっとだけ大きめの版ですが、紙の質がいい訳でもなし、カラーがある訳でもなし。NZ1ドルが日本円70円で計算すると、2940円です。漫画本一冊で。全42巻揃えたら(う、これも42)・・・たぶん、今は少々下がっているとは思いますが、とてもお気軽に買える値段ではありません。何で、こんなに本が高いんでしょうね?贅沢品なのかな?上記の英語版「Drogon Ball」なんて、アマゾンで998円ですって。日本に帰った時(これもいつの事やらわかりませんが)に買い込むしかないですね。