- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2005/10/28
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え〜、バットマンですか?と思ってしまいました。バットマンの映画シリーズはどれもこれも何となくだったので。しかし、配役をみているうちにちょっと期待が高まりました。
「リベリオン-反逆者-」でアンチユートピアにて感情に目覚める正義感を好演したクリスチャン・ベイルがバットマン。かなりジムで鍛えたとみられるこりこりの上半身で、ほとんどのアクションは自分でこなしたとか。すごいです。憂いと模索の修業時代から、自宅に戻って大富豪のぼっちゃんとバットマンの二重生活まで、様々な表情、仕草もよいです。しっかりお気に入りの役者さんとなりました。
師匠、転じて、宿敵となるはリーアム・ニーソン。ここではダークサイドから甦ったと言う影軍団の団長(?)をつとめます。何となく私の頭の中でスターウォーズの雰囲気が引きずられていますが、今回は目的のためには手段を選ばぬ非常な剣闘士。氷上の修行シーンなど、心も身体も冷たい、冷たい。
マイケル・ケインのアルフレッドははまりすぎ。火につつまれた館に飛び込み若主人を救い出す献身的な執事さん。材木の下敷きになったブルースを「こんなものくらい持ち上げられなくて、日頃の腕立て伏せは何のためだったのですか」
いつも悪役しか観ていない気のするゲイリー・オールドマン。今回はいい役所。モーガン・フリーマンの科学者。どちらもしっかり脇を固めてくれました。
尋常成らざる雰囲気の悪役医者はどこかで観た事あるような、ないような。結局初見の役者さんでした。細い黒ぶちメガネをとると異星人かとみまごうような*1薄い蒼い目が摩訶不思議。重役アール氏は絶対どこかで観たのだけど、と、思い出せずにネットにお伺いをたてると、ブレードランナーのレプリカントでした。変ってない、^^;。
そして、渡辺謙さん、ヒマラヤ奥地の不思議な影軍団の頭領。何の前知識もなく観たので、う〜ん、彼かしら、違うかしら、英語のイントネーションは日本人らしいけどな〜、と、ここでも首をかしげながらの鑑賞でしたが。後で調べて当人と確認。頭領の割にちょっと影が薄いですね。続編が出たら、また出番があるのかな、と、ちょっと思わせぶり。
と、役者さんの顔を楽しみ、アクションを楽しみ、壮大なセットを楽しみ、バットマン映画の中では圧倒的に一番のできだと思います。このメンツで続編を作ってほしいところです。
*1:すみません、結局明けても暮れてもSF根性。