南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 光速を越えるのは

ワインのコルク


"There is nothing faster than light, right?"
(光より速いものって何もないよね?)
と、又、薮から棒に息子の質問。
"Mum?"
と、私にふる主人。

 止せばよいのに、読みかじった記事をもとにしどろもどろに説明する私。
「まぁ、その、目に見える物質の世界ではそうなるかもしれないけど、ほら、量子の世界では、小さいクォークとかね、量子のもつれという現象があって、もつれたペアの間では、距離に関係なく瞬時に情報が伝わるらしいよ」

 一生懸命、聞いていた息子。
"So, corks can fly faster than light?"
(じゃ、コルクは光より速くとべるの?)

 クォーク(quark)という聞き慣れない単語を私の日本語訛で聞いた息子は、コルク(cork)と頭の中で変換して、ワインの瓶からはじけたコルクの栓が、次々と宇宙に飛び立ち、ワープ航法に入ったのでありました。

 でも、最近のワインは栓抜き不用ねじまわし式(twist top)が出回ってきましたね。