南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 ラグビー

 トライネーション*1、oz*2 vs nzを見ております、ビール片手に。すっかり、キウィ*3です。

 どうしても、頭によぎるのがサッカーのわあるどかっぷ。今年はわりとまじめに見ていて決勝戦でがっかり。前回だったか、前々回だったかは、もう予選段階でめげました。"I go down, I get up and I go play the game."「倒れても、起き上がって、又、プレーするだけさ」(みたいな文句、詳細不明)と、いうラグビー歌がありましたが、あまりにも演技しすぎるサッカー選手を皮肉って"I go down, I stay down and look at the ref."「倒れたら、倒れたままで、審判を見つめる」(みたいな文句)という替え歌がささやかれたニュージーランド国内です。

 あぱるとへいとで国際舞台を閉ざされていた某国がようやく国際試合に返り咲いた頃。今でも、かなり行儀の悪い選手がめだつチームですが、当時は、試合する度にはらはらどきどきでした。もう、とにかく反則の多い事と言ったら。しばらくオールブラックスの主将を努めたショーン・フィッツパトリック*4は、試合中にボールの回りにたわむれているどさくさに紛れて耳を噛み付かれました。ビデオでなんども放送されることとなったこのシーン。耳から血を流しながら、彼は反撃などせずに、ちゃんと審判に訴えました。反則ということで、選手退場。試合続行。

 あれだけ、身体のぶつかりあう試合で、大喧嘩にならない*5ラグビー選手たちは、スポーツ界の紳士集団ではないかと、密かに思っております。

 そして、うちの紳士集団(?)が勝利を収めました!ややこしいのですが、このトライネーションが始まる前から、あったオーストラリア・ニュージーランド間で争うブレディッシュロー・カップというトロフィーもあります。トライネーションが始まった時点で、これも統合してしまおうということで、トライネーションに組み込まれました。二回、試合をしまして、一回毎に勝ちチームがトロフィーを自国に持ち帰れます。つまり、二回目に勝てると、次のシーズンまで一年間トロフィーを保持できます。今年もこのトロフィーはニュージーランドに留まります、うっふっふ。
 
 来年はフランスでラグビーのわあるどかっぷ。どうなることやら。 

*1:Trination、南半球の三チーム、南アフリカ、NZ、オーストラリアの総当たり戦で最優秀チームを決める。

*2:オーストラリアのことです。

*3:ニュージーランド人のことです。

*4:実物を目の前で見た事があります。大きい人です。山のような存在感。反則を仕掛けた方の度胸にも感心。(をい

*5:時々、なりますけど、^^;