南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 圧力鍋で炊飯 その一

minami-no-neko2007-03-17


 もちろん日本米など現地庶民の食卓には登場してきませんで、オーストラリア米です。Long Grainというタイ米のような長いお米が一般的ですが、うちで使っているのはCalroseというまるっこい米です。これが一番日本米に近いという評判だったので。十年以上も前に日本から母が買ってきてくれたサンヨーのFuzzy炊飯器が大活躍していた我が家ですが、このたび、圧力鍋に挑戦。ごそごそとマニュアルなどを取り出してチェックしますと、お米の炊き方ものっていました。

「白米」
米と水を鍋に入れ、蓋をセットして強火にかけ、オモリが動き始めたらすぐ消します。そのまま10-15分放置してください。オモリを静かに傾けて、蒸気を抜き蓋を開けます。

  • 水加減:お米より2割少なめ
  • 炊き時間:0分
  • 蒸し時間:10-15分

 しかし、これはあくまで日本のガス火でのこと。うちは電熱です、T_T。さ〜て、どうしたものか……とりあえず、お米をといで、水につけおき、20分。ストーブを最強にセットして、オモリが動くか見張っていること、10分ほど。しゅわしゅわと音がしだしたはよいのですが、一向にオモリの動く気配なし。さ〜て、どうしたものか……マニュアルによりますと:

圧力調整おもりが、適正時間を過ぎても一向に動く気配がないとき。

  • 適正時間参考資料(プロパンガス強火にて)
    1. 水 600cc 約6分
    2. 水 1000cc 約9分
    3. 水 2000cc 約15分

 4カップのお米ですので、水は2割引いて800cc。そこで、間をとって8分。スイッチを入れてから8分で加熱をとめました。でも、電熱ストーブは熱くなるのに時間がかかり、冷めるのにも時間がかかります。そのまま放置しておくと加熱しているのと同じだし、かといって芯が残った固いご飯になったら悲惨だし、と、ちょっと弱気になって、放置時間5分追加。それからストーブからおろし蒸らし時間10分。オモリを傾けてももう圧力は残っていませんでした。

 さて、成果は……おそるおそる開けた蓋の下には、まんなかが一応ほっこりと立ち上がりかけた見た目はまともな炊きたてご飯。味も粘りも炊飯器よりも上々。時間がかからないし(かわりに時計とにらめっこで時間調整がせわしいですが)、これは炊飯器を引退させてもよさそうな……残ったごはんはおむすびにして、翌日いただきました。今までにない粘りが出てにぎりやすいし、翌日でも固くてぼろぼろと型くずれせずに、おむすびには最適状態。

 欲を言えば、鍋周辺と底がちょっと柔らかめ。かりっとしたお焦げ*1にはほど遠い状態。これを向上させるには、どの時間を短縮したらよいのでしょう。つけ時間、加熱時間、それとも蒸らし時間?id:akuninさ〜ん、お暇なときに、つっこみいただけたら、幸いです、(-人-)。

*1:いえ、炊飯器でできていた訳ではないのですが。