南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 若者の結婚式

 再婚でない結婚式は非常に久し振りです。結婚式自体も久し振りだけど。場所は市内に堂々と石造りの塔をそびやかすSt. Matthews Anglican Church。結婚式のテーマのゴシックにふさわしい荘厳な造りであります。

wedding 1

 ゴシック調ということで、新婦さんは、黒い長い背広というよりはコートと呼びたい上着の袖口から、真っ白な長いレースをひらひらとのぞかせています。シャツの襟も、ネクタイ(と呼ぶのでしょうか?)も、真っ白な柔らかそうなレース。新婦さんは黒い髪を長めのおかっぱに切りそろえていて、もう、雰囲気満点です。教会そなえつけのパイプオルガンが高らかに鳴り響き、花嫁さんの入場。ほぉ〜、おぉ〜と、式場のあちこちから歓声が上がります。背の低い私は埋もれてなかなか花嫁さんの姿が拝めません……ようやく人の隙間から垣間みた花嫁さんは、

wedding 2

 メークもまっしろなお顔に黒々とつり眼を描いて赤紫の口紅をくっきりと引き、まるで、まるで、アダムズファミリーのモーティシア。褒め言葉です、一応。自分でデザインして、妹が裁縫したとか。すごい。

 式はとても短かく終了しました。その後は、教会内でウェイター、ウェイトレスが食べ物を盛ったお盆を持って徘徊してくれるのをつまみながら、談笑。スピーチ少々。又、食べ物と談笑。もちろん、ワインとビールとシャンペンと。教会で飲み食いしてもいいんだ、と、主人に聞くと、最後の晩餐以来の古い伝統だよ、とのこと。納得。

教会のホームページがありました。

http://www.stmatthews.org.nz/index.php