南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 "Sandworms of Dune" デューンシリーズ最終話の完結編

Sandworms of Dune

Sandworms of Dune

 読み終わってしまいました……嘆息。さて、どう書いていいのやら……ああいう結末を持ってこられると……う〜ん……今までとはずいぶん雰囲気が違っております。500ページほどの話です。最初の方が少々かったるかったのですが、300ページすぎた頃から眼が離せなくなりました。でも、最後が……ハッピーエンドは好きですが、あそこまで完璧に丸くおさまってしまうとは……一応かたがついたけど、まだまだ問題は山積みで苦労は絶えないぞ、と、ほのめかす、ほとんど伝統的な(?)デューンのエンディングに慣れてしまったこの身には、かなり違和感があります。ま、チャプターハウスでもう終りかと諦めていたところを、ここまで書き込んでくれたのだから、著者たちには感謝の念を送っておこう。

 で、次は番外編"Paul of Dune"が、刊行予定だったりします。

Half of the story is set in the Jihad between DUNE and DUNE MESSIAH, when Princess Irulan decides to become Paul’s official biographer, and she will tell the other half of the story, chronicling Paul’s younger years (between HOUSE CORRINO and DUNE).

"Interview with Brian Herbert and Kevin J. Anderson"より抜粋

(arrakis.ru*1のinterview記事の一部)

 おっと、最終編の生き残りのポールではなくて、オリジナルのポールの話でした。そういえば、ポールの少年時代の本が出ると耳にしていたのを、すっかり忘れていました。これは、これで楽しみ。来年9月、出版予定だそうです。また、図書館に予約しておこうっと。

 最後に恒例となりましたデューン格言集、抜粋。

You think your eyes are open, yet you do not see.

BG admonishment

*1:ロシア語のファンサイト……らしい。メインは全然読めませんが。