- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08/16
- メディア: 新書
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空前のベストセラーになっている本らしいですが、地球の反対側ではちっともわかりません。が、ポッドキャストの話は非常に面白かったです。
「サイエンス・サイトーク」の岡田斗司夫さんによる2007年10月7日、21日放送分「究極のダイエット」「経済効果をひねりだす」より抜粋
まず、一番にメモっておきたかったのが、やせる四段階。
- 体重が減る
- 体脂肪が減る
- サイズが縮む
- 皮が縮む
1はすぐに体重計に反映され、嬉しいので達成はかなり楽。2あたりはちょっとがまんのしどころ。3で喜んでダイエットを止めてしまう(たいていの人がそうなんですよね、とのこと)と、たるみっぱなしで大変だそうで。ご当人は一年ほどで117kgから50kgまで体重がおとせた強者です。が、運動もダイエット食品も一切なし。ただただひたすら食事と体重の記録を録り続け、最終的には記録しなくても適度なカロリー摂取を達成できるようになったという経験者です。最後の皮の縮む段階も、腹筋運動など全然しなくてもおなかが平になりますよ、と、明言。そうか、多少たるんでもあせらず、無理に筋力トレーニングをして三日坊主でばてずに、歩き続けたほうがよいのですね。と、反省。
で、ちらっと披露してくれた秘伝は:
- ストレスは一種類でよい
- はじめはメモだけ、これが助走期間(はりきっていきなりカロリー計算までしない)
- メモが苦にならなくなったらカロリー計算に入る、これが離陸期間(らしい)
- もし、カロリー計算が辛かったら助走期間が足りなかったので、メモだけにもどる
- カロリーは一日オーバーしてもその後数日でならせばよい
- あまりに食べ過ぎた日は忘れる
目標は一日1500kcalだそうですが、これを毎日毎日きまじめに1500ではなく、三日まとめて4500とか、焼き肉食べてどーんと6000になった日はきれいさっぱり忘れましょう、とか。
それで、忘れる日ばっかりになってしまったらどうするんですか?
それは助走期間が足りなかったので、そこにもどるんです。
パズルを解くような面白さですよ。レトルトカレーだって、140kcalから520kcalまでさまざまです。次に、ごはんにこんにゃくチップを入れれば、ここで50%から77%までもカロリーを減らせます。
こうして健康的な体重におさまった状態を軌道到達を言っているようです。この方法で軌道到達しますと、その維持も比較的楽で、リバウンドがほとんどありません。これはちょっとわかります。私もこちらに来た当時、甘いデザートに眼がくらみ、ぱんぱんにふくれた時期がありました。これはいけないと始めたのが、野菜ダイエットとエアロビクス。肉は一週間に一回、あとはひたすら野菜と乳製品。料理も、肉のとき以外は油はいっさい使わず蒸すか、煮る。当然、甘いものは一切だめ*1。運動して汗をかいてしっかり水を飲む。これで、六ヶ月で得た10kgを一年かけておとしました。毎日同じシチューを食べても平気な、味にほとんどこだわりのない独り者ならではのダイエットです。ただ、だいたいもとの体重にもどった所で、甘い物好きもおさまりました。好きですけど、食べる量が断然減りました。これが軌道到達かな?
で、でも、最近ちょっと危なくなってきているので、自分の食生活を再考しなければいけない時期です。とりあえず、口に入るものをもう少し意識して、身体を動かさなくては。よし、いくぞ。ヨガと散歩と庭仕事。と、体重計。
興味のあるかたは、でもまだはじめずに、もう少しだけがんばって、ご当人のブログを読んでみて下さい。
(レコーディングダイエットのススメ 2007年10月25日)
*1:だったかな?解禁日があったかも……なにせ、ずいぶん前のことなので、^^;