南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

007カジノ・ロワイヤル よい男を見れる映画

 新たなボンドさんは、はっきり好みの役者さんでした。ちょっとスティーブ・マクイーンを思い起こさせるハードボイルド正当派の短髪小さな頭、よく光りよく動く青い眼、きびきびとした身のこなし。彼を採用してくれたので、この映画は合格点(何をえらそうに……)

 最初の工事現場の追跡劇はとても斬新で迫力満点でした。逃げるおにいさんの身体さばきがこれまた垂唾もの。カモシカのように走って、跳んで、くぐりぬけ。鍛えられた肉体のよどみない動き、あ、よだれが……が、このあとが……

 数々の不満要素があるのですが、ネタバレになりますので、一応警告のスペース。

001 イワン
002 ジェット
003 フランソワーズ
004 アルベルト
005 ジェロニモ
006 帳
007 グレート
008 ピュンマ
009 ジョー
すみません、全然関係ないのですけど……009を最初に読んだ時、待ち合わせの場所で009が「007は?」と聞くと、「殺しの番号」と言って007(サイボーグのです、念のため)が現れるコマがありました。スパイ物を知らなかった当時の私には謎の台詞でした。おお、これだったのかと膝をうったのはかなり後になってからです。

ここらへんでよいでしょうか。

  1. ボンドガール、色気がたりない。途中でネタが見えすぎ。定番ボンドガールハッピーエンドはどうなった?
  2. 小ボス対決のとどめナイフはまあよろし。中ボス対決、すけっとのガンはないでしょう。大ボスにいたっては……あ、あれでおしまい???定番、ラスト大ボス本拠地大暴れはどうなった?

 まだあったような気もしますが、忘れてしまいました(爆。続編でもあるのかな。ダニエルさんのお顔はまた見たいです。