南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 お勤め決定

 なんやかんやとしているうちに、うちでいかがですかと有り難いお言葉をいただいたので、会社勤めを始めることとなりました。

  • 残念なこと
    • こどもとの時間が大幅に減る
    • ブログ徘徊の時間も減る
    • 庭仕事もたぶん……
    • 家事の時間は……
  • 嬉しいこと
    • 履歴書を送った翌日に電話がきて、こちらにしてはなかなかのスピードで仕事が決まったこと
    • 定収入!!!
    • 従業員割引の見込み
    • 有給休暇
    • 昼休み
    • 早寝早起きの習慣をいやでもつけなければならない

 よし、嬉しい事のほうが多いですね。

 4月に始めたパートはみごとに撃沈しました。決定打はやはり、支店長とそりがあわなかったことかなぁ。年下の、すぐに感情が顔に出る、これが今時に聞いたおとなこどもか、と、思わせる人でした。日本人です。あまり統率のとれていないお店のシステムの中で、あまり教え方のうまくない支店長の、ここだけは日本人らしい細かなおこごとは、国籍不祥の鉄壁の無神経を誇る私にはなんともありませんが、一緒に始めた初々しいワーホリのかわいいお嬢さんは涙ぐんでました。弁当を作って売るこの店は、朝はひたすら弁当を詰めて、並べます。ぼつぼつ売れる午前中。わらわら人が寄る昼時を過ぎると、次の日の下準備。こういった仕事は初体験の私は、何もかももたもたぐずぐず。一緒に始めたワーホリお嬢さんはこういったバイトをいくつか日本でこなしてきたベテランで、最初から差をつけられてました。なので、できない私が小言をちょうだいするのは当たり前ですが、こちらに来てまだ二週間もたっていない不安な、しかし仕事はベテラン並みのワーホリお嬢さんにまで、きつい言葉を投げつける支店長さん。なんちゅう、ガキ。

 レジがものすごい旧式で、ボタンの上に弁当名が略語で書かれています。順不動なので、弁当とボタンの関連性を覚えるのにも一苦労。釣り銭も出せないレジ*1。ある日の会話。

すみません、このスポーツウォーターはコカコーラのボタンでしたっけ?(検討はついているのですけど、念のため)
支店長 それは、$2.00です。
はい、それはコカコーラのボタンでしたよね?
支店長 それは、$2.00です。
はい、ですから、$2.00はコカコーラのボタンですね。(レジのボタンを押す)

 いろいろ清涼飲料水の種類はあるのですが、ボタンは二種類。一つはコカコーラ、もう一つにはジュースの会社名が張ってあります。もちろん、値段は書いてありません。この飲物はコカコーラボタン、この炭酸水はジュースボタンと覚えなければなりません。間違ったときはクリアボタンを押せばよいのですが、ときどき表示がでてこないレジです。打ったか、打っていないか、確認のしようがありません。間違えたレシートを増やすとまた怒られるし。どうして、そうですよぅ、と、言ってくれないのかしらん。
 これに、おつぼねさまてき日本人おばさんが加わります。わからないことをいい事に目の前のお客さんの悪口を日本語でいいあう二人。あ〜あ……ほかの現地人スタッフはとてもいい人たちで、もちろんワーホリお嬢さんもかわいくてかわいくて、仕事じたいは楽しかったです。弁当詰めも、接待も。でも、めざわりな存在になってしまったらしく、こちらもそれほど未練のある職場でもなかったので、契約解消。

 これからも友達でいようね、と、言ってくれた一人のスタッフは、先日ちょっとサラダをまけてくれました(ほくほく。ワーホリお嬢さんは、時々、自宅に遊びにきてもらってます。娘も息子もなついて、大ファンです。なんだか、友達獲得兼職場復帰の準備運動で、からだがほぐれた気分。その後、気合いをいれて就職活動をしたら、あっというまに決まってしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。今度は日本人のいない職場ですので、あのような気遣いは全く無用。明日から、ニュージーランド版ラッシュを乗り越え、Eメールと電話と、あと、何だっけ仕事(爆。錆び付いた脳みそがしばらくはきしみそうです。ブログもどう進展するが、まるでわかりませんが、とりあえず、ご報告まで。

*1:たぶんあそこを押せば出ると思うのだけど、使ってないだけ。つまり、使い方がわかっていないだけ。と、邪推してます。