南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 娘がボーイフレンドをほしくない訳

娘は未年生まれ、今、十才となりました。二才頃に買ってもらった小さな羊のぬいぐるみが大のお気に入りで、時々学校にも連れていっています。もちろん寝るときも一緒。忘れん坊なので、義妹の家におとまりに行って、忘れてきてしまうこともあります。まだ小さかった時は、泣きべそをかいて寝ていましたが、近頃は、彼女(羊)もたまには外泊しなきゃね、と、ちょっと大人になりました。

娘のベッドは二段ベッドで、友達が彼女の部屋に泊まれるようになっていますが、普段はぬいぐるみやら、おもちゃがごろごろしています。上のベッドの下にハンモックを下げていて、真ん中をしぼって上にとめています。このミニダブルハンモックにも、娘と一緒にベッドで寝られないぬいぐるみたちが寝ています。今晩、娘におやすみのキスをするためにかがみこむ前に、そのハンモックに羊さんとハリーポッターが仲良く並んでねっころがっているのが見えました。

私:おやすみ、今日は羊さんと寝ないの?
娘:!!! Where is she?!!
私:あなたがおいていったところにいるんでしょ?覚えてないの?(いじわる母)
娘:I can't remember.
私:よく考えてごらん。最後に遊んだのはどこだった?
娘:I know!

ベッドに横たわっていた娘は起き上がってベッドの上の柵に手をかけます。ハンモックが目の前。やれやれ見つけたかと思ったら、娘は下のベッドに足をかけて上のベッドをのぞきこみます。

娘:She's not here!
私:よく考えてごらん。
娘:(床におりて、もう一度目線がハンモックと同じ高さになって)Oh, there she is. Right in front of me!
私:は〜、やっと見つけてもらえたね、羊さん。でも、羊さんはもう少しハリーポッターとデートしていたかったかな?
娘:No, she doesn't! She doesn't want a boy friend!
私:どうしてわかるの?
娘:She had one before, but she didn't like it.
私:え?どうして?
娘:(羊を耳元に寄せて内緒話を聞くふりをした後)Boy friend is no fun. You need to cook for him and clean for him.
私:(内心 (o_ _)彡☆バンバンバンバン!!)そ、そうなの?
娘:She says she needed to do all the cooking and cleaning and all he did was sitting on the couch. That's why she doesn't want a boy friend. She loves me. And she just wants to hang around me.
私:羊さんのママ(娘のこと)がお料理してくれるから?
娘:I don't have to. She can cook for herself. She doesn't mind that.

うーむ、ちょっと心配しておいたほうがいいのでしょうか?