南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

1日晴れ

ようやくバスが市民のための公共サービスとなりましたオークランドです。あちこちの地域でマイペースで走っていたバス会社が統一され、時刻表とバスカードが整いました。バス停も全部番号が振られ、主要なバス停は電光掲示板に、「xx番サービスは後xx分で到着予定です」というお知らせまで見られるようになりました。ここにでてこない番号のバスはもう行ってしまったということが、はっきりわかるようになったのです、^^: 携帯電話で登録すると、電光掲示板のないバス停でも、待っているバスが近づくとテキストが送られるというサービスもあるとか。
 一番嬉しいのがバスカードです。かなり前からカードは導入されましたが、バス会社それぞれが自分たちのカードを発行していたので、私は二種類持っていました。それぞれ、カード料金として10ドルほど払ったと思います。新しいホップカード導入にあたって、全部統一されるはずでしたが、もめたのなんの。あと三ヶ月で統一です。すみません、まだ交渉が滞っていて遅れています。すみません、スキャンするマシンを全部取り替えなければなりませんので、遅れます。すみません、まだ某会社が賛成してくれてませんので、そのバスサービスには使えません。すみません、すみません、と、のびにのびました。カード料金も最初は10ドルだったと思います。その上に、バス料金を契約店でトップアップするたびに手数料がかかりました。バス料金はカードでも現金支払いでも同じ。と、いうことは現金の方が、手数料がかからなくていいわけです。
 これではいけない、と、バス会社でも思ったのか、ようやくサービスのいいお知らせが届くようになりました。まず、古いバスカードを無料で新カードと取り替えるサービス。ほくほくと二枚の新カードが手に入りました。古バスカード三枚目を見つけましたが、あまりに古すぎるのでこれはだめでした、残念。そして、ついにカード料金割引サービス。カードでバスに乗ると20%引きになります。普通はそうですよね、と、つっこみをいれたいところですが、せっかく実施にたどりついたので、ありがたく使わせていただきます。カード料金のトップアップも手数料なしになりました。もちろん、バス会社のウェブサイトに登録して、オンライン振り込みもできます。
 オークランド市もようやく文明国家小都市の仲間入りを果たしました。めでたし、めでたし。
https://at.govt.nz/bus-train-ferry/at-hop-card/