おかえり〜、FinePix F10。主人の出張のお供を終え、早速散歩にかりだされる、休日返上勤務のうちのデジカメです。
そして、おりよく出会ったのが、ここ数日、同じ家の前をうろうろしていて、遊んでもらっていたふさふさ子猫ちゃん。その家の新顔かとも思っていたのですが、おなかがいつもぺっちゃんこ。かなり、友好的なのは、人恋しさか、おなかの虫が騒ぐからか?
「風向き、よし。 故郷からの風じゃ」 |
「どちらへ?」 「ふるさとじゃ」 |
「まいるぞ」 |
「だっこしたげよか?」 「いらぬ」 |
「ま、そういわず」 「遠慮申す」 |
「いらぬというのが わからぬか!」 「わかった。 爪、ひっこめて」 |
「確か、この樹を まわって」 「ふむふむ」 |
「ここで伸びをする」 「それ、必要?」 |
「この角から……」 「ここ、来たよ」 |
「この塀を上がって」 「おっこちないでね」 |
「風が強い。 黙っておれ」 「は〜い」 |
「どうじゃ」 「よくできました、 パンいる?」 「パンは口にあわぬ」 |
この日は、何を思ったか、私と娘の散歩に、前に後ろにと、ついてきました。最後に、通り一本隔てた家の庭へと消えていきました。本当にうちが見つかったのかしら?誘拐犯にされませんように。
後日談:
翌朝、又、もとのおうちの前で会いました。やっぱり、あそこの飼い猫みたいです。よかった。これで、堂々と散歩のお供ができます(?)。