南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 "Guess How Much I Love You" 親子で読む優しい愛情物語

Little Nut Brown(小さな茶色の野兎)が Big Nut Brown(大きな茶色の野兎)に、どれほど大好きかを伝えたくて懸命に比較できるものを捜していきます。腕をいっぱいに広げて、「これくらい好きなの」と言うと、大きな野兎は「じゃあ、ぼくはこれくらい、君のことが好きだよ」と自分の腕をひろげます。(う〜ん、ぼくもあれくらいの長い腕があったらいいのに)と思う小さな野兎。でも、めげません。「じゃ、ぼくは、足の先から腕の指先まで」と逆立ちしてみせます。当然、大きな野兎も逆立ちをしまして、小さな野兎はまた感心してしまいます。それでは……と、優しく、楽しく、競争はエスカレートしていき、行き着く先は…… 兎と言えば、月という定番は日本独特のものだと思いますので、最後は偶然だとは思いますが、ついついにんまりしてしまいます。

Guess How Much I Love You

Guess How Much I Love You

そして、画像とは異なるのですが、Walker Audioから出ているAudio CDは音楽がなんと木琴です。懐かしい音色で、これが兎ぴょんぴょんイメージにぴったし。声優さんの大きな野兎の時の渋い声に、聞き惚れております。お話全編二回分に、歌に踊りに兎体操に、と、もりだくさんの内容です。おこさまと英語で遊ぶには最適。娘は食事中にも関わらず、両手を挙げて "I like dancing." と、踊り出すしまつでした。