Little Nut Brown(小さな茶色の野兎)が Big Nut Brown(大きな茶色の野兎)に、どれほど大好きかを伝えたくて懸命に比較できるものを捜していきます。腕をいっぱいに広げて、「これくらい好きなの」と言うと、大きな野兎は「じゃあ、ぼくはこれくらい、君のことが好きだよ」と自分の腕をひろげます。(う〜ん、ぼくもあれくらいの長い腕があったらいいのに)と思う小さな野兎。でも、めげません。「じゃ、ぼくは、足の先から腕の指先まで」と逆立ちしてみせます。当然、大きな野兎も逆立ちをしまして、小さな野兎はまた感心してしまいます。それでは……と、優しく、楽しく、競争はエスカレートしていき、行き着く先は…… 兎と言えば、月という定番は日本独特のものだと思いますので、最後は偶然だとは思いますが、ついついにんまりしてしまいます。
- 作者: Sam McBratney,Anita Jeram
- 出版社/メーカー: Walker Books Ltd
- 発売日: 2001/07/09
- メディア: ハードカバー
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