南の猫の里帰り雑記

29年ぶりに帰国して3年日本にいたけどNZに里帰り

 文句なしの格闘技映画 "Ong-bak"

 タイの格闘技です。タイ語で話して、英語の字幕……大丈夫かな〜と不安でしたが、ちゃんとわかりました。結構、英語は上達しているみたいです(をいをい。わかりやすかったのは、物語が単純なせいも多分にあります。

 冒頭は空にそびえたつ美しい大木。枝振りの堂々とした、本当に素敵な樹です。それを虎視眈々とにらみながらとりまく、灰色の泥を全身に塗りたくった若者たち。で、合図とともに樹にのぼりはじめるのですが、他人は全部敵のようで、手当たり次第相手をひきずりおとし、蹴落とし、なぐりおとし、文字通りの足のひっぱりあい。その混戦乱戦の中で、我らがヒーローが身軽に枝から枝へと渡り歩き、勝利の印の布を手に華麗に着地。と、貧しいタイの奥村でのお祭りの始まりでした。そのまま、平和ですむはずはなく、盗まれた仏さまの頭をとりかえそうと大都会へのりこむ主人公。実は僧から秘伝の格闘技を伝授されています。八百長賭け事試合に巻き込まれ、次々と敵を倒していかなければならない羽目に。"No stunt doubles, no computer images, no strings attached"との売り文句で、すべては当人生身の行動、小道具一切なしとか。もう、文句なしのきれのよさです。ブルース・リージャッキー・チェンジェット・リーに続くマーシャル・アート・大スターと言われるのも納得。技はかなり痛いです。剣の切っ先をぎりぎりで避けながらやりあうカンフーとは正反対の直撃型。脳天への一撃っていうのはあのことだったのね、と、妙なところで感心してしまいました。

 次の逃避行場面では彼の柔軟性を十二分に堪能。幅跳び、ハードル、環潜り、なんでもござれ。幅跳びは煮えたぎる鍋の上、ハードルはぎらりと光る剣が何本もたてかけてあります。環潜りは何重にも巻かれた鉄条網。走っている車の下を前後開脚でくぐったりもします。何故、普通にころがらなかったのかは不明ですが。前後開脚の方が、たちやすいのでしょうか。あそこまで身体が自由に動いたら爽快でしょうね、と、思いつつ、見ているだけでもかなり爽快です。

 タイの三輪車によるカー・チェイスもありまして、アクション映画の条件を網羅しているのではないでしょうか。とにかく、この主人公、トニー・ジャー君の大活躍は一見の価値ありです。しかし、邦題の「マッハ」というのはどこから来たのだろう????