- 作者: ヒュー・ロフティング,井伏鱒二
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The Story of Doctor Dolittle (Doctor Dolittle Series)
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- 作者: ヒュー・ロフティング,井伏鱒二
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The Voyages of Doctor Dolittle (Doctor Dolittle Series)
- 作者: Hugh Lofting
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Dr. Dolittle's Zoo (Doctor Dolittle)
- 作者: Hugh Lofting
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昨年は息子にはちょっと試練の年でした。こわい夢を見て眼を覚まし、泣きながら私のところへくる夜が何度か。学校でのトラブルで不安がたまっているのが主因だとは思いますが、落ち着かせる手段の一つとして、夜の本の朗読を始めました。
もともと本が大好きなので、寝る前に自分で何か読んでから寝ます。学校の宿題にもなっているので、一日最低15分がノルマです。ですが、昨年、いきなり男の子の遊びに目覚めた息子は、就寝前の遊び時間はプレーステーションのゲームで殺伐と何かを壊したり、殺したりしています。読み物も、なんでもよいので、漫画とか雑誌とか、これまた、のんびり眠れるような内容からはほどとおい内容の読み物が大半でした。ある夜、自分がプレーステーションのキャラクターになってしまって撃ち殺された、と、泣いてきたときには、もう絶句。
「きみはね、9才の元気な男の子なの。ママの大事なXX君で、○(娘)の大好きなにいにでしょ。エーブはゲームのなかの0と1で作られた信号なのよ。あのプレーステーションの中のブーンと回っているディスクから読み取られる信号なのよ。きみは、これからどんどん大きくなって、どんどん強くなって、いっぱい勉強して、レーサーになりたい、元気な男の子なの。ゲームとは違うのよ」
云々を肩を抱いて、背中をさすりながら、説明したあと、じゃ、ちょっとこれ読んでみようか、と、始めたのがこのシリーズ。
私が小学校の時に読んで大好きだった話です。最後の「ドリトル先生の庭」はまだ読んだことがありませんでした。もちろん、和訳でした。まさか、英語で子供に読む羽目になるとは、いやはや。楽しかったです。これ、どうやって読むの?と息子に発音を聞いたり、適当な読み方をしてちゃっかり息子に直されたり。わからない単語は息子が辞書で調べます。一つ、一つの章が短いので区切りやすいし。はい、時間というと、息子は必ずといっていいほど、"One more? One more chapter, pleeeeease?"と、きます。その日の疲れ具合によって、ちょっと超過したり、もうねんねでちゅよ、と、わざと赤ちゃん言葉であやしたり。
ほかにもいろいろと息子のプチ反抗期対策はあるのですが、この就寝前朗読時間もかなりよい効果があったと思います。とにかく「二人でゆっくり共有する時間」というものが不足していたもので。
この「ドリトル先生」は動物と冒険の好きな親子でしたら、気に入る事まちがいなし。間違っても映画は参考にしないでください。本のほうの先生は、動物への絶えない愛情と努力によって、さまざまな動物語を習得します。その後は、冒険、冒険、また、冒険。うちにあるのは4册が揃ったボックス入りの古い古い中古書。機会があったら、シリーズの残りも図書館でかりてきたいと思います。
で、次ですが、息子は「ハリー・ポッター」を指名してきました……息子は全部読破しています。私は未読です。読んでみたいとは思っていましたが……今度はきみが朗読して、と、いうお願いはすぐに却下されました。全七冊ですか?息子が独立する前に、読み終わるのかしら?