南の猫の里帰り雑記

29年ぶりに帰国して3年日本にいたけどNZに里帰り

 乳癌検査 その二 マンモグラフィー (mammography)と追加検査

日付があいてしまいましたが、「乳癌検査 その一 マンモグラフィー (mammography)」の続きです。

 さて、いろいろ貴重な情報をいただいているうちに、順番がきました。右手のドアから前のひとがでてきまして、入れ替わります。車の後方にあたるドアでしきられた長四角の部屋は、まず手前が脱衣場所。レントゲン技師さんがこちらで上を脱いでください、カーテンを閉められるようになっていますよ、と、言ってくれましたが、ほとんど意味がない……ので、さっさかと脱衣して機械の前にたちます。小さな胸の人間はどうやってとるのか前から疑問でしたが、一足先に体験したともだちは「結構のびるもんよう〜」と、頼もしい助言をしてくれました。そういう当人は一人前以上のプロポーションですので、あまり説得力はありませんでしたけど。でも、技師さんの巧みなてほどきのもと、縦、横、斜めとしっかり撮れました。かなりつぶされるので、心地よい体験ではありませんが、思ったほど痛くはありませんでした。全部終わってシャツを着直し、もう一度受け付けカウンターの前にもどるまで、かれこれ十五分ほど。それでは、結果は電話か手紙でお知らせしますから、と、いうことでその日はおしまいとなりました。

 一週間後、携帯に電話がきました。ちょっと左側に影が見えますので、再検査を必要がありますとのこと。ただし、再検査といっても80%はなんでもないことがわかりますからまだあまり心配はしないように、と、気遣いをいただいてから予約を入れてくれました。付き添いに誰かお連れになることを勧めますとも言ってもらいましたが、主人がついてくると返って心配させるので*1一人で行きました。結果によっては一日かかるかもしれませんと言われたので、本とiPodとお弁当を持って。会社は病欠扱いです。

 行ってみますと、皆付き添い付き。ふ〜ん。しばらく待合室で座ってから、第一の間は、また、脱衣所。今度は青いガウンを支給され、自分の服は籠に入れて持ち歩きます。第二の間で、まず、もう一度マンモグラフィー。影の見えた左側をもう一度慎重に写します。今度は角度がいろいろあって、一回目よりも難度があがってました。つまり、もっと痛かったのです。泣くほどではありませんけど。この写真を見てどこまで検査を進めるか決めますので、もう少々お待ちを、と第三の間はお茶の間、^^。ビスケットもご自由にと言われて、ゆったりとカモマイル茶とビスケットで朝のお茶タイム。でも、本のページ半分も行かないうちに呼ばれてしまいました。あら〜、お茶〜、と未練がましく(自分の立場を全然わきまえていない)次の間へと進みます。

 第四の間はお医者さんに行く時と同じような部屋で、ベッドと洗面台といろいろな器具。ベッドに横たわってしばらくお待ちを、と、案内嬢が消えて数分。優しげな(たぶん)同年輩の女性が入ってきました。ベッドに横たわって、今度は触診です。眼をつむるけど、ごめんなさいね、この方が触った感じがよくわかるの、と、断ってくれてから、検査をはじめます。経過は良好。何も異常は感じられないわということで、一安心。影ってなんでしょ?と質問したら、ていねいに答えてくれました。何も知らず調べずで行ってしまったので、ほとんど右から左へとぬけていってしまいましたが、結局写ったのは無害な石灰化像である可能性が高いのだけど、念には念をいれないとね、と、いう主旨でした。慣れていると、かなりすぐに塊が感じられるそうで、結局自分の身体をよく知っておいて定期的に自分で検査するのが一番の早期発見への道だから、と、重要な助言をいただいて、もう一度お茶の間へ。おきっぱなしであったぬるいカモマイル茶をいただいきおわった所で、また、声がかかりまして、がらんとした寒い待合室にとおされました。が、これは間違い。あら〜、もう触診はおわっていたのね、と、お茶の間に逆戻り。と、思ったら、はいお次ぎ。ま、病院ってこんなものです。

 第五の間は超音波検査室。妊娠中に受けた検査と全く同じで、冷たいゼリーを塗りたくられた後、マウスを平べったくしたような機械でぐりぐりとあちこち角度を変えながら体内を透視します。いや〜、レントゲンを見た感じ、良性だと思うんだけど、念のためにね〜、と、ここでも念をおされながら、一緒に画面を見せてくれました。でも、素人目にはぐにゃぐにゃが写っているだけで何が何やらちっともわかりません。ほら、こういうふうにぽちぽちと写っている、これらが石灰化像だよ、と、画面を凍結して拡大して指し示されてようやく見えました。形も大きさも散らばり具合も、これは悪性ではないと確信できたよ、と、超音波検査技師さんのありがたいお言葉。と、いうことでめでたくクリアとなりました。

 すべての人がこれらの検査を全部するわけではなく、最初の追加マンモグラフィーだけでおしまいになる人もいます。あるいは、超音波検査でもさらに疑惑が晴れない場合には穿刺吸引細胞診というものが控えています。針を刺して細胞を吸引して顕微鏡下で検査します。最初の予約の時に、一応こういう経過を説明してもらえます。細胞診まで行うと一日がかりになります。しかし、たいていの人はそこまで検査の必要がないまま、終わるそうです。とりあえず今回は、80%の方に属することができました。午前中で解放され、主人と上司にその旨を電話したあと、悠々と家に帰って子供の帰宅時間までの小一時間、病気でない病欠休みを楽しめた、安らかな一日となりました。

 数日後、検査結果を手紙でいただきました。

She was recalled for assessment of calcifications in the left upper inner quadrant.

She attended assessment on XXXXX.

At assessment, clinical examination was normal.
Additional mammographic views showed punctate benign-appearing calcifications scattered throughout the medial and upper left breast with no suspicious features. Ultrasound of the left breast shows a few tiny cysts containing calcifications in the upper innter quadrant.

Neko was therefore assessed as having no evidence of breast cancer.

 再検査は二年後ですので、つづくかもしれません。

*1:出産立ち会いで経験済み(爆