南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 ローズマリー・ウェルズの絵本

図書館で見つけて以来、大ファンとなってしまった、アメリカの絵本作家です。乳幼児からジュブナイルまでこなす幅の広い作家さんです。彼女の描く擬人化された動物達がかわいらしいのと、彼らの来ている洋服や、背景に丁寧に書き込まれている小物が、ちょっと古風でとても優しいのです。

初めての絵本シリーズ。お茶目なうさぎのマックスとしっかり物のお姉さんルービーのなんとも楽しいやりとり。
Max's Bath」 おやつでべたべたのマックス。お姉さんが用意してくれたお風呂におやつと一緒に入ります。
Max's Bedtime」お気に入りのお友達が見つからなくて、眠れないマックス。
Max's Ride」お散歩中、乳母車から文字通り飛び出してしまった、マックス。
Max's Toy」たくさんある自分のおもちゃ。でも、一番好きなのはお姉さんの、、、
Max's Birthday」お誕生日のプレゼントに追いかけられるマックス。
Max's First Word」バンしか言えないマックス。ルービーの苦心のレッスンの後の最初の言葉が、、、
Max's New Suit」お姉さんのおままごとパーティーにお呼ばれしたマックスはおしゃれをします。

Bunny Cakes (Max and Ruby)

Bunny Cakes (Max and Ruby)

マックスシリーズで一番好きなのが、これです。おばあちゃんのお誕生日ケーキを作るおねえさんのルービー。台所に入るたびに何かを落として、おつかいに走らされるマックス。マックスもおばあちゃんのために、お庭で泥ケーキを作っていて、お店である飾りのお菓子が欲しいのですが、彼はまだ字が書けません。お姉ちゃんの買い物メモに付け加えた彼の苦心策は、、、マックスの剽軽さもさながら、台所が、雑貨屋さんが、もう素敵で、素敵で。

Mama, Don't Go」大のお気に入りのキャラクター。日本猫のようこちゃん。初めてお母さんから離れるのが寂しくて仕方がありません。
Yoko」おすしをお弁当にもっていく(普通、しませんけどね、それともアメリカではするのでしょうか)と、彼女のクラスメートの反応が、、、

Yoko's Paper Cranes

Yoko's Paper Cranes

そして、ようこちゃんシリーズ真打ち。華麗な模様の和紙をふんだんに切り貼りした、ため息のでるような、きれいな絵本に仕上がってます。

他にも、三人兄弟の真ん中だったら、絶対そうそうと言いたくなる「Noisy Nora」とか、引っ込み思案で恥ずかしがりやの子に是非とも読んであげたい「Shy Charles」とか、クリスマスプレゼントには「Max's Christmas (Max and Ruby)」とか、もう、数えきれないほどあります。