南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 昔駐車場、今電脳空間と問いて

 買い物*1と解く。と、無理矢理漢字を使ってみましたが、オンライン・ショッピングのことです。

 こちらニュージーランドは日本と大体同じほどの面積に400万人ほどがちらばっていますので、物資の流通は日本ほど円滑ではありません。中古品を売買するのは当然のこと。本や衣服、家具におもちゃに数々の道具と部品。週末に広場で開催されるノミの市はいつもかなりのにぎわいです。Car Boot Marketといって教会などの駐車場などにて、品を一杯につめこんだトランクを開けた車がずらりと並ぶ市場もあります。

 ガレージ・セールだと、個人宅のガレージに不要品を並べて買ってもらいます。引っ越し前や子供の自立などでいらなくなったもろもろの品を、値段のシールを張って、おつりの現金を用意して、週末のある一日にガレージを解放します。新聞に広告を出して、近所の道ばたに立て看板を刺させてもらって、客引きをします。が、これはかなりの重労働。ある友人は、商魂逞しいインド人の家族に朝の六時にたたきおこされてガレージを開けろと要求されたとか。もちろん、広告には時間を指定してあります。値段はつけてあるものの、値切りたくなるのは人情。現金の扱いも大変だし、客がこなくてもずっと座っていなくてはならないし。新聞広告がきちんと載らなくて、道端の看板を見て来るちらほらお客さんだけだったという骨折り損になる可能性もあります。

 ニュージーランドでもインターネットの普及とともに市場拡大のこのオンラインショッピング。地元で押しも押されぬ大会社に急成長したのがTradeMeという個人売買市場提供会社。総人口の1/4がメンバーだとか。しばらく前から、主人はここで楽器やカメラの売買を行ってました。乳母車に座ってられなくなった動き盛りの娘をかかえて、ますます買い物のしにくくなった私も、遅ればせながら登録。検索すると、中古はもちろん新品のおもちゃや本などもどんぴしゃりと出て来て便利なこと。本屋やおもちゃや巡りの時間が大幅に短縮です。が、たくさんある(時にはありすぎる)お品の中からお気に入りを選び、これの値段を競って落として、決算となると、コンピューターの前に座っている時間がまたまた増える訳で……複雑。でも、娘の誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントの購入はここだけですみそうで、ここ数日、はまりきっている状態です。

*1:他に何か?