南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

メダリオン 没

メダリオン [DVD]

何だか、調子が悪くて、サーバーに接続できずに悪戦苦闘の一日。ネットに入れず、寂しかった。こちらの映画も大変でした。何だか、話も、カメラワークも、役者さんたちも苦しそう。シリアスと、コメディーがごちゃまぜ。

最初のチャイナタウンのシーンは、まあまあ。道路に飛び出す、ジャッキー扮するエディー刑事は、身軽に車を避けて、相変わらず格好いい。でも、敵を追いかけ、神聖なるお寺に侵入するあたりから、もう滅茶苦茶。相手役がコメディー役者なんだから、もっと徹底してコメディー調にしたら、結構見られたんじゃないかな、と、勝手に推測。

ジャッキー・チェーンは学生時代、好きで好きで仕方のなかった役者さん。と、言っても、マイペースのnekoは、第一波の皆さんの熱狂振りは逃し、だぶん、第二波か第三波のテレビの再放送の映画で参りました。「笑拳」を初めて、見た時の衝撃。あの軽やかな身のこなし、踊るような格闘シーン、と、言わずも知れた剽軽さ。当然、もっと見たくて、ネットのない当時、雑誌「ぴあ」を隅から隅までチェックして、再上映の映画を見まくりました。学生時代ですから、平日の昼までも、結構、映画館など行けたりします。(さぼりでは、ありません。授業がたまたまない日ってあるでしょう?あったと、思うんだけど。)汚くて小さい再上映専門の映画館。人の少ない、静かな館内で、ジャッキー・チェーンがスクリーンから飛び出さんばかりに、動き回ります。「バトルクリーク・ブロー デジタル・リマスター版 [DVD]」「酔拳 [DVD]」「ドラゴンロード〈デジタル・リマスター版〉 [DVD]」「プロジェクトA デジタル・リマスター版 [DVD]」(これはちゃんと劇場初公開で見た)など、など。

五十を過ぎた最近でも、まだまだ健在。流石に若い頃の溢れんばかりの元気は感じられませんが、あの鍛えられた身のこなしは、そんじょそこらの一夜漬けアクションスターには絶対真似のできぬもの。走るのは昔から結構どたばたしてますが、塀をすりぬけ、テーブルを転がり、椅子をくぐって蹴り上げて。わー、素敵。「シャンハイ・ヌーン [DVD]」のルーシー・ルーちゃんとの共演はよかった。

うーん、見出しの映画の話になっていませんね。没になったシーン集なども見たんですが、ラストも何だかきまってなかったらしくて、違うラストシーンまであります。でも、こっちの方が面白そうだったりして。ジャッキーのキスシーンて、いつも可愛い。次回に期待しましょう。誰か、彼とジェット・リーを共演させて。