南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 「リング」、久しぶりのホラー

リング [VHS]

リング [VHS]

だったんですけど。少々、ネタバレあり(かな?)。
夕べが今学期の最後の日本語授業でした。最後はいつも、ちょっと復習してお茶会です。先日、発覚した掛け算の謎を生徒に聞いて、剣玉、羽根つきで遊んだ後、日本茶を手に映画鑑賞。いつもは、録画しておいた、日本関係のドキュメンタリーなどを見るのですが(と、いいつつ、先学期は日本版「レッツダンス」)、ストックがなく、ビデオ屋さんから借りてきました。半分しか見られないので、集団公開違反にはならないと勝手に決めつけてます。


今日の選択は黒沢明「乱」と、このホラー「リング」。半分ほどもう、「リング」を観たと言われて、「乱」にしました。前に一回観た時はあまり面白くなかったような記憶があります。でも、もう一度観直してみると、結構引き込まれたりして。一時間くらいしか、観られなかったので、自宅で続きを。生徒さんたちはビデオ屋さんでかり出してもらいます。


今回の生徒は、結構オタクさんたちがいました。インターネットで日本アニメを観ているそうです。英語ダビングされたのは台詞もストーリーもひどいので(やっぱり、と、納得)、日本語音声、英語字幕付きで観ているとか。 で、彼らは、日本版もアメリカ版ももう、「リング」を観てました。もう、怖くて、テレビのブランクスクリーンがしばらく見られなかった、と、一人が言っていました。日本版が特に、ぞぞっとするって。


帰宅後、主人と一緒にちょっとどきどきしながら観ました。井戸の中のシーンが印象的でした。あそこらへんが日本的かな、と。濡れた長い黒髪とぬらぬら光る井戸の底の水。しかし、駄目です。やっぱり、怪談はきかない体質でした。結局、あの床下の苦労はなくても、呪いは解けていた訳ですか?水のくみ上げだって、バケツを用意するくらい予想できているなら、もっと楽なポンプを買って行けばよかったのに。ともこさんは成仏したのでしょうか。などなど、変な突っ込み疑問は次から次へとわきましたが。主人が、結局どうなるんだ、と、聞いて来たので、世界の最後の一人までビデオを観るんだと、答えておきました。


で、続きがあるんですね。さだこさん、どうするんでしょうね。伊豆辺りの風景が懐かしかったです。大島行きのフェリーによく乗りました。そうか、漁師にとっては、海は魔物か。ダイバーにとっては、海は尊敬すべきお友達。時々じゃれすぎて怪我しないようにご用心。全然、映画のレビューでなくなりました。お粗末様。

追記:思いっきり勘違い
何故だか、題名の「リング」を、指輪のことだと思っていました。ビデオの表紙だって、ワッカだし。と、言う事で、いつ指輪が出てくるのか、考えながら観てました。終わってから???。主人が説明してくれました。「リング」って、電話の呼び出し音だって。そりゃ、そうですね。