南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 歯の妖精 Tooth Fairy

歯が抜けた


息子の歯が初めて抜けました。かなりの奥手です。同級生たちは、もうずいぶん前から次々と抜けています。心待ちにしていた初体験。大人に一歩近づくというのもわくわくする体験ですが(ちなみに息子の大人の定義はteen ager、私たちは皆teen agerです。可愛いので、訂正してません。)、本命のお目当てはTooth Fairy(歯の妖精?)。


この妖精は日本ではまだ馴染みのない(とりあえず、私には覚えのない)伝説。こちらによると:

  • 歯が抜けたら、寝る前に枕の下にいれておく。夜中に、歯の妖精が部屋に来て、歯とおこづかいを交換してくれる。


ぐらぐらが始まったのは 六月初め。食べる時に気を付けて、飲み込まないように、と、注意する事三週間。ようやく抜けました。しばらく、出血してました。きれいに抜けた歯を洗って、記念撮影。口の方は、もう小さい歯がのぞいています。かなり奥に引っ込んでいるので、主人が心配しました。ぐらぐらがかなり長く続いていたので、下の歯に悪影響があるといけないから、引っこ抜いた方がいいのではないか、と、前々から言っていたもので。歯医者さんに問い合わせると、下の歯の場合は大丈夫。舌で押していれば、そのうち定位置に収まる、との事。無理して抜いてはいけません。


しっかり紙に包んで、就寝時に枕の下へ。寝込んだ時を見計らって、部屋に忍び込み、枕の下を探しました。主人曰く、手前にあるはず。ありません。主人が探っても駄目。どうしましょ?結局、かなり奥の真ん中にしっかりしまいこんでいました。息子の就寝はいつも主人がします。少し、本を朗読して、おやすみ。枕の真ん中にしっかりしまいこもうとした息子に、妖精がとりにくいから端っこにしなさいと、替えさせた主人。主人が部屋を出てから、又、しまい直したようです。心配性だから。


翌朝、満面の笑みをたたえて、金ぴかの二ドルコインを掲げて、私たちの寝室に入って来た息子。妖精もどきは、息子の乳歯をこっそり引き出しの奥にしまいこんでいます。