南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 ウェタ、ニュージーランドの大型コオロギ

ウェタ


Tree Weta(ツリー・ウェタ)です。夜行性ですので、昼間は滅多にお目にかかれません。これも、夜、生ゴミを捨てに出た時に出くわしました。顎の力がとても強く、噛まれて血が出た事があります(痛かった、T_T)。生命力もかなり強いそうで、昔の生物学者、ウォルター卿が試したのが

One of the wetas was held under water for four days and survived, another survived being dropped into near-boiling water (ouch) and one chewed its way out of Sir Walter's handkerchief!?? (Please don't try this at home, remember to care for all wildlife.)

一匹のウェタは水中に沈められ、四日間生き延びた。煮立った水に落とされて生き延びたものもいるし、ウォルター卿のハンカチを喰い破ったものもいた。(どうか試さないで下さい。自然を大切に。)

小さな恐竜ツゥアタラの食料ではありましたが、のったりゆったりの小型恐竜の目をくぐってのんびりニュージーランドで繁殖していました。人が移住し始めるとともに、くっついてきた鼠によって瞬く間に数が減り、世界で一番大きなGiant Wetaの数種は離れ島で隔離保護の身となりました。できるなら、見かけたらそっと安全な場所に移してあげて下さい。お願い