南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 この親にして

マルハナバチ


先日、庭でおやつをしていた時、小さな蜘蛛が風にのって飛んで来て、指にひっかかりました。「ほら、くもさん」と、指や手を這わせて子供に見せると、「くもさん、くもさん」と娘が指を差し出します。つぶさないかとひやひやしながらも、何とか娘の方に移行させると、大喜びでじっと見ていました。こういうのは、息子は手を出しません。頃よく、風が吹き、くもは糸にのって、再びさすらいの旅。

それ以来、たんぽぽの綿毛も、部屋の隅のごみも、蟻も、みんな「くもさん」今日はミントの葉を指して「くもさん、くもさん」又、蟻かなと見やると、何とマルハナバチ。「くもさん」と指を差し出す娘をひしと差し止め、「あれはハチサンよ」と冷や汗。仕事のじゃまをすると怒って、刺されて、痛いから、見るだけね、と、一生懸命説明しました。返事は「はちさん、ぶんぶん、たいたい」わかってくれたかな。自然に親しみすぎるのも考えものです。って、いうか、やっぱり手を出さないで観察だけにとどめよう。