南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

秋 フィジョア

秋晴れ続きで、いい気持ち。空気はかなり、ひんやりしてきましたが、日向はまだまだ、ほんわか。今日は、庭仕事を早めに切り上げて、裏庭の芝生に毛布を広げ、娘と寝転び、雲一つない青空を眺めました。あー、素敵、と、目をつむった隙をついて、娘の馬乗り攻撃。ぐえー。最後に体重を量ったときが9kg強。もうそろそろ、O代にのっているんじゃないでしょうか。米袋がいきなり、お腹にのしかかった感じ。パパじゃないんだから(パパは縦も横も大きい)、手加減して。

と、言う事で、季節の話題(?)。NZと言えば、キウイ・フルーツで有名ですが、密かな人気が、このフィジョア。庭に植えておけば、育って実を落としてくれる、有り難い木。とっても丈夫で、ちょっとやそっとじゃ、枯れません。丸い緑の葉っぱは、つやつやと一年中、きれいです。赤い、毛糸玉のような花の後、固い緑色の皮の実が、段々大きくなります。熟れると自然に木から落ち、こちらはそれを拾えばいいだけ。

昨年は、庭仕事に手がつかず、雨に異常に少ない夏のせいで、不作でした。今年は、しっかり、根元をたがやして、肥料を撒き、暑い夏の日々は毎日水まきをしました。成果は上場。昨日、初物二個。息子の大好物であります。早速、おやつにいただきました。普通は半分に切って、クリーム色の柔らかい中身をスプーンですくって食べます。スプーンを使うのが面倒くさい、息子の為に、うちでは1/4に切って、そのままかぶりつきます。切った途端、甘酸っぱい香りが鼻をくすぐり、秋の到来。と、情緒を味わう間もなく、娘も息子もあっという間に有り難い初物をお腹に収めました。

パイナップル・グアバとも呼ばれるこの果物は、ブラジル原産。フランス経由でNZに紹介されたとか。世界一周ですね。とにかく、おいしい。あの独特の甘酸っぱさ。あれば、あるだけ、食べてしまいます。日本のみかんの、のりです。こたつの真ん中のボールに山盛り。一個だけ、と、手を出したらもうとまらない。後に残るは、空のボールと皮の山。山になるほどの収穫はまだ、ありませんが、馬肥ゆる秋はたけなわ。お腹ひっこめ対策たてないと。