今日の午前中の停電で住宅も大変でしたが、中心街の事務所が臨時休業を余儀なくされたとか。
"Power restored to Auckland after blackout" (The New Zealand Herald, 12 Jun 06)によりますと、
- アース電線が切断され、オタフフ変電所の110kv給電線の上に落ちたことが原因。
- 天気が元凶だとは思われるが、管理上の問題も除外できない。
- オークランド市長は、たった一区域の電線が、市中心街と70万世帯の電力配給にどうしてこれほどまでの支障をきたすのか、解明にあたってほしいと表明。
- 二つの公共病院は手術をすべてキャンセル。救急部門のみ運営。
- たくさんの人がエレベーターに閉じ込められた。
- 消防署は一度に鳴り始めた火災警報機の対応におおわらわ。
- 電車も一時停止。市内の駅に電車が入れず、一つ手前の駅から臨時バスのサービス。
- 携帯電話のサービス区域にも影響。
- 信号も消えて、車交通混乱。
市内は大変だったようで。
うちの義母の言。朝、コーヒーもわかせず、外に出てみるも、
"Nothing was open. It was like a ghost town."
前にも書きましたが、電気がとまると生活が止まる国です。
ちなみに、うちは郊外ですので、被害はありませんでした。ご心配なく。
追記:
主人の同僚経由の話。
彼女の11ヶ月の赤ちゃんが市内のご両親の家で面倒をみてもらう日でした。うちの義父母のように、彼女のご両親も市内のアパート住まい。ただ、義父母は三階ですが、彼らは八階。ベビーフードを暖めるため、お父様は八階分の階段を下り、てくてくと波止場のボート(たぶん自分のだと)まで歩いて、そこから携帯ガスコンロを取り出し、又、てくてくと徒歩、階段上りをなさって、赤ちゃんのごはんの供給をつとめたとか。聞いているだけで、疲れました。
教訓:
懐中電灯、ろうそくとともに、やはりガスコンロも常備しておくべきでしょう。あ、マッチもしけってない物を。