南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

Ladies in Lavendar 「ラヴェンダーの咲く庭で」可


昨夜、お義父さんとデートしてしまいました 。お義母さんが、風邪ひいて、代役デート。主人が子供たちを寝かせてくれました。劇場行くのは、非常に久しぶりです。やっぱり、大きい画面はいいですね、音も(古い劇場だったけど)。


お話は、イギリス映画です。実力派の名女優二人お出まし。古い小さな海辺町のかわいいコテージに住む老姉妹を演じます。さて、ここに若い、かわいい男の子が海岸に流れ着きます。言葉も通じない、ロマンチックな出会い。おまけに、芸術家。バイオリンを見事に弾きます。海岸向こうには、やはり若いきれいな絵描きのお姉さん。バイオリンの音に引かれて、老姉妹の庭まで、招待もなしに踏み込んできます。この絵描きさんに横恋慕の町医者さん。嫉妬にかられて、おまわりさんに告げ口。と、結構テンション高そうな筋書きですが、押さえて淡々と撮ってしまうのが、イギリスですね。ハリウッドだったら、もっとすごいメロドラマになっているところ。


最後もね、、、あっさりだなぁ。バイオリンの演奏が素敵だったから、いいか。クラシックって結構好きです。イギリスの海辺町も、家も、酒場も、素敵です。設定が1936年という事ですが、きっと今でも、あんな村がどこかにありそうな気がします。食器が、家具が、もうアンティークで、かわいくて、かわいくて。


と、いう事で、切ないお婆さまの心理より、背景を楽しんでしまった映画でした。公式サイトはこちら。この映画を見たいという方は、公式サイトの筋は読まない方がいいと思います。普通、ここまで書き込まないと思うんだけど。ちなみに、監督さんの映画暦に「エイリアン3」(囚人惑星)が入ってます。数あるリストで、これしか見た事がありません。やっぱり、思いっきり嗜好が偏っておりますです。
追記:監督チャールズ・ダンスは「エイリアン3」出演でした。思いっきり間違えている某サイト。
追追記:邦題追加、公式サイト、日本語の物に変更。Tpongさん、情報ありがとうございます。