南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

ラグビー オールブラックス大勝!!!

久しぶりにラグビーを観てます。プロ化してから、一年中やっているので、ありがたみがなくなってしばらく遠ざかってました。主人が久しぶりに面白そうだぞ、という事で。

言わずもがなですが、オールブラックスはNZチーム。全国からの精鋭が集まってます。対すはライオンズ。普段は四カ国(イングランドウェールズスコットランドアイルランド)に分かれているイギリス連邦のチームが合体した物です。試合前の、国家斉唱も特別なこの合同チーム用の歌だとか。NZは一応、キリスト教国らしく、神様をたたえる歌を、英語とマオリ語で二回歌います。それから、名物のハカ。先住民、マオリ族の戦いの前の景気付けの踊りです。選手全員で、叫びながら、力一杯振りをするので、かなりの迫力です。初場所出場のお相撲さんが、皆で一斉にしこを踏んだら、対抗できるかも。実際、フィジーとかサモアとかとの対戦の場合は、両チーム向き合って、戦いの踊りを披露するので、試合前から火花が散ります。


イングランドは前回ワールドカップの優勝国。その優勝戦でただ一人で点を稼いだ、キッカーのウィリアムソン選手を始め、ライオンズも精鋭揃い。の、はずでしたが、先週の第一線は惨め。試合が始まってすぐ、キャプテンが負傷、退場。キャプテンがいなくなってしまうのは、大打撃でしょうが、それにしても、お粗末な試合でした。パスは通らない、走りも通らない、ラインアウトも敵に取られてばかり。ウィリムソン選手も不調とかで、キックもそれてばかり。お天気が悪くて、みぞれ混じりの大雨の中の、最悪の条件での試合でした。でも、両チーム、条件は同じですから、ミスのいい訳にはなりません。いい所なしの大敗


第二戦はこれは敵討ちで面白いぞ、と、いやでも期待が高まった一週間。試合開始で、いきなりライオンズ新キャプテンがトライ。来た来た、と、思ったのも、束の間。オールブラックスのキャプテン、ウマガのトライ。デビュー当時から変わらないドレッドロックの髪を揺らし、走る、走る。観ていて、気持ちがいいです。キッカーのカーターも、安心して観ていられる、ほとんど百発百中の蹴り。蹴るだけでなく、自分でトライも決め、タックルも、パスも、何でもこなします。あっという間に、オールブラックスが優勢に立ち、そのまま、勝ち逃げ。先週よりも大差がついての、大勝利


筋肉の固まりみたいなおじさん、お兄さんがたが、寒い夜に身体から湯気出しながらぶつかりあうのを観ていると、自分も明日から少し頑張ろうという気になります。でも、明日になったら、忘れますけど。


さて、もう一試合あるライオンズ。どうするんだろ。又、キャプテン、交代かな?