FUJIFILM FinePix S3Pro デジタル一眼レフカメラ
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2004/10/31
- メディア: Camera
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主人の退職金の一部でした。
主人はデジタルカメラとその関連のソフトウェアの専門です。会社が卸しているデジカメを小売店で説明したり、プロのカメラマンがソフトでトラブった時のテクニカルサポートなどをしていました。地元資本だった会社が、外国資本に買い取られた途端に始まったリストラ。サービス部門はもちろん、すぐにメスが入ります。
こちらはあまり組合は強くありません。工場とか、病院とかは、結構さかんに活動をしているようですが、普通の会社では、組合に参加している人はあまりいません。雇用契約は個人的に交渉します。退職勧告を受けた場合も、一応、一定の退職金の規定は法で定められてはいますが、後は、個人の腕(ねばり)次第。そのまま、会社の条件をのんで、波風たてずに静かに去っていく人もいました。うちは弁護士を立てて、ちょっと奮闘。だって、生活かかってますもん。弁護士が、雇用契約を隅から隅まで読んで、今度は主人の勤務状況を根堀葉掘聞いて、会社側の不具合を見つけ出します。それを元に、退職金増加の交渉。甲斐あって、金額少々増加、そして、カメラと他のおまけが少しつきました。後の弁護士からの請求書を見て、差し引きとんとんかもしれないと、思ってしまいましたが。
カメラはかなり真剣でした。一時は商業カメラマンを目指した主人。もしかしたら、返り咲きかと。しかし、幸運な事に、何とか次の仕事が見つかりました。地元の家族経営の小さめの会社、でも顧客は世界中にいますので、今度は海外出張なども(一緒に行きたい)。やっぱり、定収入じゃないと不安で。家も引っ越さずにすみ、一家の大黒柱になりそこねたこのお宝カメラは、私の高価な玩具(?)に落ち着きました。猫に小判にならないよう、精進いたします(つもりです)。