南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 教会

延ばし延ばしになっていた娘の洗礼式を予約するため、ひさびさに教会へ。街のこちら側から、高速道路で半時間ほどかかる街の向こう側まで、レバノン人集団で作った教会へ行きます。教会はかなり新しい方です。できたての頃は、まだじゅうたんもひいていなくて、殺風景でしたが、今では、立派なシャンデリアが天井からつり下がり、壁にはきらびやかな宗教画が窓と窓の間に間断なく掛けられ、堂々たる物です。ミサはレバノン語と英語が半々。当然ながら、娘はじっと座っていられる訳がなく、早々に立ち上がって、外でお散歩。実は私もこの方がありがたい。一応、結婚式の前に洗礼は受けさせてもらいましたが、やっぱり寺や神社の方が落ち着きます。

この地域は居住地区として開発中です。教会が建った頃は、ぽつりぽつりとしかなかった家が、今では周りにびっしり。教会のお隣には幼稚園、反対側にはお店まで並び始めました。教会の建物の周りもまだ整備中で、作りかけのハーブと野菜の畑などがあります。せわしない鳴き声に顔を上げると、教会の二階の軒下につばめの巣が二個並んでました。よくよく見ると、つばめが忙しく教会の周りを飛び回ってます。教会の神父さんの部屋の隣に巣を構えるなんて、何だかとってもご利益がありそう。賢いつばめです。