南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 家族旅行 その五 雨降りの日は

 ようやく翌日の土曜日です。天気予報は下り坂の予定。でも、霧雨、小雨くらいなら、近くの公共温水プールで泳ごうと思っていました。その名も Waiwera Infinityと大層な名前に最近改名した、Waiwera Thermal Poolです。かなり大きくて、幼児用の膝浅プールから、大滑り台、夜は映画上映までする、行楽地。お宿からは宿泊客用の割引券までいただいてます*1。で、で、ですが、目が覚めてみると、派手な雨音。チェックアウトは10時半ですので、それまでに少しでもおさまるかな……おさまらない……お〜、激しくなる……ので、予定変更。部屋においてある山積みにされた現地アトラクションパンフレットをめくります。グラスボトム・ボート?電話しますと、海も荒れていて欠航。羊のショー?やってません(どうやら、古いパンフレットのようで)。あとの屋内アトラクションは、これこれ、Honey Centre

 壁の一面がガラス張りで、蜂の巣の観察ができます。女王蜂が新世代の卵を産んでいる時期とかで、一面が働き蜂で大混雑。ガラス越しに熱が伝わってきます。こうして、暖かい温度を保って、卵が孵るそうです。虫でも卵をあっためるんですね。と、いうか、冷えないように気をつけているだけか。ガラス越しにせわしく動き回る蜂たちを、一生懸命見る子供たち。「ほら、卵を産んで出て来たところだよ」と、店のおじさんが女王蜂を見つけてくれて、しばらく追いかけましたが、すぐ雑踏にまぎれてしまいました。

 ここの本職は蜂蜜とおみやげの店。いろいろな蜂蜜が試食できます。大人専用のアルコール入りまで……ぶらぶらしているうちに、観光客で混んできました。日本人のお姉ちゃんたちに、こんにちは、と、にっこりする娘。ほら、ごあいさつは、と、母親に押されて、照れくさそうに、こんにちは、と、あいさつする息子。何かおみやげと思ったけど、どうもしっくりするものがなくて、結局カラフルな粘土。一応、会社が蜜蜂印だけど、普通の粘土。隣のカフェで昼食しながら、さっそく遊んだ子供達でした。

 帰りは、山越えは霧の中、高速道路は土砂降り、と、なかなかスリリング。天気にはめぐまれませんでしたが、それなりに楽しめた一日でした。でも、帰宅して息子の一言。

"Haaa〜, nothing like home, sweet home."

 楽しかった小旅行も終了。今年の夏はもう少し外出上手になって、海にでかけるぞ〜、と、一応、意気込んでみます。

*1:きっと、コミッションが入るのでしょう。